おいしいコーヒーのいれ方 (6) 遠い背中 (集英社文庫)

著者 :
制作 : 志田 光郷 
  • 集英社
3.45
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  • (32)
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本棚登録 : 2544
レビュー : 134
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477054

感想・レビュー・書評

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  • 2012.10.2

  • 前巻の丈に続き、今回はマスターの目線から描かれるanother story。やはり物語の奥行きを増してくれる。ただ、マスターはもう少し、普通人の感覚を超越した特別な人物であってほしかったが、良い意味でも悪い意味でも普通人であった。
    現在までの登場人物は、皆それぞれが愛される魅力を備えていて、読んでいて不快感が少ないが緊張感もないため、物語全体が弛緩しているという印象。
    作者は、登場人物をいかに嫌われないように描くかを意識しすぎているような気がする。星野りつ子に関しては嫌う人も多いかもしれないが、恋は盲目であるという視点ならば彼女の行動も納得できる。今後も同様の雰囲気が続くことが予想されるが、できればスパイスの効いた人物も登場させてほしいところである。

  • シリーズものだと知らずこの巻から読み始めたので少し意味が分からなかった。ショーリ君がピュアすぎてこんな少年いるの?と思った。勝利って言う名前かっこいい。

  • マスター視点の話で、事故の経緯が判り良かった。
    かれんとショーリは相変わらずというか、ショーリは一人暮らしをすることになり、少しずつ成長もしているんだろうけど、進み方が本当に遅い。
    かれんは、男性に対して何か強烈なトラウマを持っているっていう設定で、私が忘れているか見落としているのだろうか……ショーリはあんな我慢強い少年は天然記念物もの。
    じれじれと文句を言いながらもきっと次も読みます。

  • やっと勝利が一人暮らしし始めました!
    今回は、もともと好きな登場人物でしたが、さらに丈のことが気に入りました。勝利が花村家から出ていくことに対して、いてほしいと言うところなどが、これまで二年間ぐちぐちと言いながらも、本当のお兄さんのように慕っていたことがよくわかる部分でしたね。それと引越し記念のプレゼントの部分の勝利と丈のやり取りも、良かったです!勝利と丈のやり取り、最高です。2人とも男兄弟がいなかったからこそ、新鮮だったのかもしれませんね。
    あと、最後のマスターの番外編、良かったです!やっぱりマスターは、かっこいいです!!また、かれんよりも事故のことを知っていて、かれんがどのようにして花村家に引き取られたかをよく知っていたので、やっと本当の真相が見えた気がしました。
    これからが楽しみです!

  • 丈ってばホントに良い味だしてるなぁとしみじみしてしまいました。
    勝利が父親と明子に一人暮らしを説得させるシーンでなんかモヤモヤしてて、なんだろうと思ってたら丈が解決してくれました。
    かれんの意見も聞かずにペラペラ喋りすぎじゃなかろうかと思うのですが……。
    そもそも生い立ちが複雑だからってここまで秘密にする必要があるんですかね。別にかれんのことは従姉妹のままでも付き合ってるとお知らせするのはそんなにリスクのあることじゃないように思えます。
    秘密の関係とか言われても全然ハラハラしないのはそのせいでしょう。そもそもこれだけ関係者が知ってたらすでに秘密の関係じゃないね。

  • かれんのお姉さんっぷりがもう...最高w!

  • 【おいしいコーヒーのいれ方_1-6】勝利が家を出ていくことを知った時の丈が良かった。いつもふざけてばかりの丈がふと真剣になるところ、そして寂しさ。兄弟のような、親友のような、そんな仲の良い2人がいいな。プレゼントのくだりも良くて、丈に対する認識を改めたw マスターのエピソードは面白かった。いつもマスターの心情は見えないので、それを覗いてしまった感じ。勝利のことを認めつつも、大事な妹を取られてしまう複雑な心境にちょっと笑ってしまった(*´ω`*)

  •  今日はバレンタインデー。私にはあまり関係ないものの、せめてもと思い、ラブストーリーに浸ることにしました。

     それにしても、背中かどうかは別にして、遠い。遠すぎる。

     花村かれんの設定、24、25というところですが、本で読む分にはイメージの世界でいいとして、映像になったら抵抗あるかも。この役をこなせる女優さんは思いつかない。

     この本で気に入ったフレーズ。

     p.206 「自分の手の中にある幸福に気づかないでいる限り、人はいつまでたっても不幸なままだ。」

     さすがマスター、いいこと言います。斉藤由貴の名曲、「家族の食卓」にも通じるなあ。

     そして文庫版あとがき、p.220 『私の座右の銘のひとつに、「人生あみだくじ」という言葉があるんです。』

     これから私も、座右の銘に加えたいと思います。

     みなさんは、どんなバレンタインだったでしょうか。

  • 浪人時代に友人に勧められた本。
    まぁ、若い人はこう言うのが好きなのねって感じ。
    個人的にお勧めする本ではない。

    尚、きっと面白くなるだろうと一通り読んでみたけれど、最終巻まで読んでも個人的にはアウトでした。

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著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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