肩ごしの恋人 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 5084
感想 : 554
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477443

作品紹介・あらすじ

欲しいものは欲しい、結婚3回目、自称鮫科の女「るり子」。仕事も恋にものめりこめないクールな理屈屋「萌」。性格も考え方も正反対だけど二人は親友同士、幼なじみの27歳。この対照的な二人が恋と友情を通してそれぞれに模索する"幸せ"のかたちとは-。女の本音と日常をリアルに写して痛快、貪欲にひたむきに生きる姿が爽快。圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 著者、唯川恵さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    唯川 恵(ゆいかわ けい、1955年2月1日 - )は、日本の小説家である。本名は宮武泰子。

    で、今回手にした作品、『肩ごしの恋人』の内容は、次のとおり。(コピペです)

    欲しいものは欲しい、結婚3回目、自称鮫科の女「るり子」。仕事も恋にものめりこめないクールな理屈屋「萌」。性格も考え方も正反対だけど二人は親友同士、幼なじみの27歳。この対照的な二人が恋と友情を通してそれぞれに模索する"幸せ"のかたちとは-。女の本音と日常をリアルに写して痛快、貪欲にひたむきに生きる姿が爽快。圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作。

    この作品は、恋愛小説になると思います。
    恋愛小説はあまり読んだことがありませんが、時には読むのも良いかなと思い始めました。
    最近は、複雑な展開のミステリーにはついていけず、ミステリー読者を引退しようかと思っているところ。
    そのかわりと言っては何ですが、恋愛小説は良いかもしれません。

  • るり子や萌のようなドラマちっく?な女っているのかなぁ?私の周りにいないように思うけど。

    だけど微妙な年頃のるり子と萌が悩んだり怒ったり不安になったり…そんな気持ちは理解できる。なまじ経験を積んでから生きる道を決めるのは難しいのかもしれない。
    人生には勢いって事も必要なのかも。

  • 途中まで登場人物の誰も好きになれなくて、
    不愉快というかなんというか
    なんとも言えない気持ちで読んだ。

    読み終わったらみんな嫌いじゃなくなってた。
    不思議。

  • 久しぶりに納得出来る直木賞受賞作品に出会った気がした。
    萌もるり子もたくましいなー

  • 女2人の話。こんな絵に描いたような女の敵みたいな女はいないかなと思うけど、とことん正直で好き。
    27にしては大人び過ぎていると思う。35歳くらいの感覚で読むとしっくり来る。
    都会的でこんな女になりたいわ。

  • 萌とるり子、2人の女性のはなし。

    ドライな萌もわがままで奔放なるり子もどちらも魅力的。

    「だいたい“我慢する”ということが、相手にとってどれほど失礼なことか、みんな全然わかってない。」

    「私は誰かを嬉しがらせるためにしてるわけじゃないもの。私が嬉しいからしてるんだもの。」

    「恋に、どちらか片方が悪いなんてことはない。どちらも正しいか、どちらも間違っているか、そのふたつしかない。」

    そしてるり子のひとこと。

    「いいこと教えてあげる。女の子に人気があって、男の子に全然モテない女の子が、世の中でいちばん不幸なの。」
    るり子は性悪で、素直で純真だ。

  • 最初に読んだときは変な話だなぁと思ったけど、読んだあとにこの本のワンシーンをふと思い出すことが多々あって、読み直した。
    私は本には色があると思っているんだけれども、この本はすっごい独特な色、しかも私好みの色をしている。登場人物それぞれの癖がものすごく強い。
    何よりるり子の自由な生き方が好きで、「我慢強い女は貧乏くさい顔してる」っていうのが私の座右の銘になりそうなくらい好き。
    いくら社会に出てない身とはいえ現実はもっと難しいっていうことくらいはわかるけれども、こういう「肩ごしの恋人的生き方」をしたいなぁと思った。

  • 考え方も生き方も正反対の親友、るり子と萌の話。

    困惑したり罵倒したりしながらでも、自分で自分の人生切り開こうとしてる2人がたくましい。
    幸せになることに一生懸命になるって、簡単そうで難しい。自分の人生に前向きに生きるための活力を貰える本だと思う。

  • さらりと爽やかな読み心地。フツーの枠に囚われない清々しさに、読んでいてすっきりします。直木賞受賞作でもあります。

    幸せに貪欲な美女るり子は結婚3回目。
    腐れ縁の萌は、気付くとるり子の騎士役。幸せには慎重。
    おもしろいくらいに正反対の二人。

    本当は、わがままを通す方が我慢をするよりずっと難しい。楽して相手に好かれようとして聞き分けの良い女でいるよりも、本当に欲しいものを欲しいと堂々と宣言する、幸せを手に入れるためにどこまでも貪欲になるとするるり子は、当然ながら女性からはハブられます。
    人間関係を考えてちょっと謙虚に、なんてこともしないし、欲しいものは他人の物だって取るくらいだから。
    もちろん女性に嫌われるのなんて、全く気にしない。
    呆れるくらいに欲望に純粋で、いっそここまでくると、清々しいです。付き合いたい人種かと言われるとそうではないので、腐れ縁とはいえ萌はすごいと心から思うのですが。

    そんなるり子ですが、彼女の発言で大好きなのが1つ。
    あんまりにも世の中を舐めてるような態度に、「こう言っちゃ何だけど、特殊な才能があるわけじゃないし、安定した会社に勤めているわけでもなし、年はとってゆくばかりで、自慢のその美貌だっていつか『昔は綺麗だったんでしょうねえ』ってことになっちゃうのよ。周りからどんどん男がいなくなって、あんたのことだから女友達もいないだろうし、結局は孤独に生きることになるの。老後はどうするの、路頭に迷うんじゃないの」と、至極まっとうな忠告をしてくれる人がいた。

    それに対して、私がそんな風になるわけないじゃない。ずっと男にもてて、お金持ちになって幸せに暮らすの。なんて答えるのは、単なるバカかと思いきや、

    不幸になることを考えるのは現実で、幸せになることを考えるのは幻想だなんてことは絶対にない、と断言する。

    「ものすごく頭がよくて仕事がばりばりにできた子が、仕事に没頭しすぎて精神障害起こしたの。今も仕事に復帰できないままよ。大企業に就職して一生安泰って思ったら、会社が倒産したとかリストラにあったってことも。玉の輿と言われてた子が、ダンナに事故で先立たれちゃってパートで必死に子育てしていることも。
    先のことなんか誰にもわからない。幻想って言うなら、両方とも幻想でしょう。だったら幸福な方を考えていたいじゃない。その方がずっと楽しく生きられるじゃない」と述べ、

    「私は自分が幸せになれないなんてどうしても思えないの。だって私、いつだって幸せになるために一生懸命だもの。人生を投げたりしないもの。頑張ってるもの。そんな私が、幸せになれないわけがないじゃない」
    と答える。
    この最後の台詞が大好きです。
    手に職をつけるでもなし、いつまでも若くないのに随分世の中を舐めている…と思いながらも、人生に諦めない彼女のひたむきさが、すごく眩しく見えました。
    自分の人生に責任を持つなら、それがどんな生き方であれ、いい人生だと思います。

    一方、幸が薄い感じの萌だって、素晴らしい。恋に臆病で、タイミングも逃しやすい。そんな彼女の下した決断と変化はこの1冊の読みどころだと思います。
    女性だけでなく、これまた眩しい崇くんという男の子の存在がまたいいんですよね。
    彼の決断も、すごくいい。
    いわゆる「幸せ」の形は人それぞれですが、何も考えずに世間の大多数が手にしているものを幸せだと思いこむよりも、自分で自分の幸せを見つけ、きちんと選び、決めていく姿勢が、本当に素敵でした。
    おすすめの1冊です。

  • 対照的な性格を持つ幼馴染みの二人の女27歳の生き様

    一人でも生きていこうとする萌

    男に幸せにしてもらうことが最高の生き方と思うるり子

    家出男子高校生が出てきたり
    オカマが出てきたり
    展開が早くて読んでて飽きなかった。


    同じ水槽なのに、中を満たしている水が変わってしまったような感じ

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