オー・マイ・ガアッ! (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 143
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477542

感想・レビュー・書評

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  • 浅田次郎さんならきっとイケるでしょう!と手にした本でした。
    なのになぜかなかなかページが進まず...。
    途中で何度も挫折してしまいそうにながらも、結末はどうなるの?という
    好奇心だけをバネに5ヶ月近くかけてなんとかやっと読みきりました。

  • 最近の三谷幸喜氏のコメディーのようで合わなかったです。
    梶野と大前は最初の話し合い以外ではほぼ終日別行動なのに何故に恋愛感情が芽生えたのか理解出来なかった。

    当選金を受け取らないのも、それなのにまたベガスに年2で来ますってのも理解できない。
    大当たりは要らない非日常を楽しみに来ますって事なんだろうけどつまらなく感じてしまった。

  • おもしろかった

  • 誠実で勤勉に働くことは、善であり
    ギャンブルすることは、悪である という日本の価値観に
    浅田次郎が もの申す。
    小説ストーリーを持ちながら 意見小説というべきかもしれない。
    ギャンブルって 勝てばおもしろいよね。
    ギャンブルではまって 世捨て人になるには たまらないが。

    ラスベガスという 世にも不思議な都市に
    迷い込んだ 日本人 大前剛 と 梶野リサが、
    自分の持っていた 価値観の崩壊と その再生。

    ラスベガスを作った男たちの歴史があり
    イタリア出身者の 鞄1個からはじまった 生い立ちがあり、
    ラスベガスは ラスベガスのポリシーをまもることが
    なによりも 大切だと 初心に立ち戻って 考察し
    メアリーおばあちゃんの ラスベガスの生き字引であり
    ギャンブラー魂を発揮する。

    大前剛なる氏名が 『オー・マイ・ガアッ』となり
    梶野なる氏名は 『カジノ』
    二人が 結婚するのは いいねぇ。
    でも、結婚しても 別姓制度を使用すべきだ。

    やはり 大金を手にするっていいねぇ。
    それをどう使うのか?
    ということに 言葉を費やしていないのに 
    とても いいことだと思う。

    浅田次郎 エンターテイナーですね

  • 今まで読んだ浅田さん作品の中では一番好きな作品。ギャグあり涙ありギャングあり。この作家さんの良さがふんだんに発揮された内容。

  • “存亡禍福は皆己にあるのみ"
    偶然の数々が巻起こすドタバタ劇場。締めは大団円。三人の不幸な男女が、ラスベガスのカジノに見えざる運命の糸に操られるかのように集合した。そしてなんと史上最高額のジャックポッドをたたき出すという偉業を達成!?ある日突然落ちこぼれ、ラスベガスへはじきとばされた人々の人生を面白おかしくそして切なく描いた作品。偶然にみせかけ実は人生は全て必然に操られているという筆者の意思を強く感じる作品です。

  • 浅田次郎にしては移植のエンタテイメント。しかも大団円で終わる。
    最後はそう言うオチか、と思うもどこかで違和感なく受け入れられた。楽しんで読める作品だ。
    特に注目すべきは世界一の大富豪の顛末である。
    ハッピーエンドで且つ明るい話を求める人にはもってこいだ

  • あり得ない話しだか、作者の実体験が絡み合い、とてもリアルに感じる小説。二度読みしてしまいました。

  • 初浅田次郎。
    面白い。

  • バンデッド・ジョーがかっこいい。
    ラスベガスに行きたくなりました。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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