オー・マイ・ガアッ! (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1199
レビュー : 127
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477542

感想・レビュー・書評

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  • ラスベガスの魅力がぎっしりつまった一冊。
    訪れたことのない私のような人にも、ラスベガスを五感すべてで感じさせてくれる小説でした。猛烈にラスベガス行ってみたくなった!!

    ストーリーも、なんだか優しい気持ちになれるラストで、とってもいい読後感。
    ミリオネアになれるとびっきりの幸運を前にしながら、ジョンと大前とリサが選んだ選択がとてもすがすがしかった。幸福は自分の手で掴むものなんだなあ、としみじみ思わせてくれる。
    そしてほんとの幸せはやっぱりお金だけじゃ手に入らないんだなあ。

  • 小学生の時、図書館で借りて読んだことがあった。ラスベガスの非日常的、享楽的な雰囲気が感じられて、印象に残っていた。

    改めて読んでみると、「そうそう、こんな感じだった」と懐かしいところもあれば、「こんなくだりあったっけ」と疑問なところもあった。

    基本的にはおもしろい。ラスベガス、カジノという非日常的な舞台で、ジャックポットをきっかけに人々があれやこれやバタバタする。三谷幸喜の映画に近いかも。

    しかし、ところどころ著者の思想を感じる表現があり、それが物語への没入を妨げる。章と章の間に挟まれる、エッセイ的な文章があるが、これはいらない。舞台の背景、歴史等を知ることができるが、一気に現実的な話に戻されて没頭できない。また、地の文や登場人物の会話にも、「アメリカ人とはこういうものである」といった、国や人種を十把一絡げにしてしまう表現が多々あった。著者自身何度もラスベガスに行っており、そこで実感していることなのだろうが、ジョークのように笑えるわけでもなし、どうも鼻につく感じがする。

    物語としての雰囲気はいいのに、著者の思想が見え隠れして残念。
    それから、なぜあの二人に恋愛感情が芽生えたのか、それがどうしてもわからない。

  • さすが浅田次郎。
    500ページ以上あったのにさくさく読めてしまった。

    ラスベガスでジャックポットを当てた男女3人と、
    それを取り巻く人々の悲喜交々。
    ジャンルでいうと、ヒューマンコメディかな。
    各キャラクターが面白いうえ、
    途中に挟まれるラスベガスの描写がとても魅力的。
    ラスベガスに行きたくなりました。
    マフィアのドンとその息子のやり取りに声を出して笑ってしまった。

  • 1

  • 間に休憩と別の本入れながら初浅田ようやく読了。
    浅田さんは泣ける系のが有名っぽいですが、そういう気分じゃなかったのと、ガチャガチャした奴の方がさくさく読めるかと思って、ラスベガスで大当たりした三人を巡る『オー・マイ・ガアッ!』をチョイスしたのですが、失策だったようで。

    話の筋自体は映画にしたらとても楽しそうです。
    ご老体達のセリフもちょいちょい小粋。
    でも、ちょっと笑いを取りに行くシーンとか、説明調になってるところがとにかくオヤジ臭くて「うん(?_?)」となりました。
    初出が『サンデー毎日』なので「そらしょうがないか」とも思いますが。
    ていうか私自身オバサンのはずなのに受け入れられないものなのね……
    若向けの一部はちょっとしんどくなりつつあるから、逆に行けると思うんだけど。
    お婆ちゃんになったらオヤジ臭いのも許容範囲になるのかしら……

    うちの母に「初めて読むんだがちっとも進まん。時代物とかの方がマシかな~?」とぶーたれたら、「オヤジ臭いと言われても、読んだの昔すぎて覚えてない。あんたの好みもよくわからんし。『一路』とかがいいんじゃない?」と言われました。

    『一路』な。ドラマ化された奴な。
    映画で超高速参勤交代とか見に行ってるのも知ってるからのチョイスだね。
    うん、なんとなくそこらへんは安全かもしれない匂いがします。

    解説 / 秋元 康
    カバーデザイン / 高柳 雅人
    イラストレーション / 奥原 しんこ
    初出 / 『サンデー毎日』2000年8月6日号~2001年7月29日号

  • 確かにラスベガスに行ってみたくなった。作者の文才によるものであろう。さすがと思う。
    話はさすがよくできてたと思う。ただ、今の僕にはちょっと理屈臭く感じるところがあったが、それはこちらの問題であろうと思う。そんな心境で読み、まあまあ面白かった。

  • fuck

  • まるで漫画のようにノンストップで進んでいく。

  • 日本史上最大のお気楽男、ファッション・メーカーの共同経営者にだまされ彼女にも逃げられた正真正銘のバカ、大前剛47歳。元スーパー・キャリア・ウーマン、現ラスベガス・ブールヴァードのコール・ガール、肉体以外のすべてを捨てた梶野理沙32歳。ベトナム戦争末期の鬼軍曹も、いまはただの飲んだくれ、エリートの妻に捨てられたジョン・キングスレイ―が、スロット・マシンで史上最高のジャック・ポットを出しちまった!だが…。謎の老婆に若き石油王、元マフィア父子にヒットマンetc。爆笑のうちに、人生はルーレットのごとく回転し、そして!著者会心の、勇気百倍正調喜劇。

  • 短編以外の浅田さんの本、しかもコメディを初めて読んだ気がする!そこはかとなく三谷幸喜っぽさがある…
    がんがん風呂敷を広げてどうなるんだ!?!収拾つくのか!?って思ったけど最後はきれいにまとまっててすごかった…気付いたらラスベガスにいる感覚になってました。たくさんの登場人物の行動が絶妙に絡まって、展開が進んでいくのが圧巻だった…

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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