泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.25
  • (196)
  • (433)
  • (1461)
  • (160)
  • (44)
本棚登録 : 5778
レビュー : 480
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477856

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 短編集。解説は山田詠美。最近では、江國さんの小説を読むと感動とか共感とかじゃなくて、ただひたすら客観的に「上手いなあ」って思います。そんなに恋愛小説が好きなわけじゃないから、どうしても読みたいわけじゃないんですよ。ただなんかもう、きれいな絵とかをずっと眺めていたいかのように、感心してるだけで終わってしまう感じ。

  • 短篇集だけど、主人公の悲しみのような感情が強く伝わってきて、面白かった

  • 私も、大好きな男も、頬を紅潮させている。私は自分たち二人を、遠い日に出会った男の子どもと女のこどもであるように感じる。快活で素朴で。夏休みが永遠に終わらないことを信じ続けていたあの頃のように。

  • うんとよく食べてね。

    大好きな人、という存在が食欲も色欲も、すべての欲を刺激する存在と思い出す。

  • 女性目線で描かれた短編小説。
    江國さんの作品は初めて読んだが、女性が描く女性の心理だけあって、しっくりくる。
    ただ、短編の詰め合わせなので、大きな変化や事件が起きるわけではなく、ゆっくりとしっとりと愛したり、憎んだり、変わったりしていく…
    日常のなかにある一瞬を切り取ったような小説。

  • うんとおなかを空かせてきてね

  • いろいろな女性の、苦いような渋いような恋の一部分を切り取った、短編集でした。
    一番好きなのは、「十日間の死」です。
    絶望とか、諦めとかの様子を綴る言葉が染みます。

  • 読んでいて、この作者は骨の髄まで女性なんだな~という感想を持ちました。短編の中で一番(というか唯一)良かったのは、「うんとお腹をすかせてきてね」で、食べることが趣味の美食家のカップルの話。「あたしたちは毎晩一緒にごはんを食べる。(中略)だからあたしは思うのだけれど、あたしたちの身体はもうだいぶおなじものでできているはずだ」という関係がうらやましい。
    アメリカ人が何人かでてくるところでは、アメリカ人はこういう言い方はしないんだよ~と思いました。
    飽きっぽくて読書は苦手という人にお薦めの本。軽やかに読めます。

  • 私がまだ子供過ぎて江國さんのこの本の雰囲気に追いつけない。だからなんだ。ってなったまま本棚の奥にしまうのは悔しいので、再読。

  • 「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」
    注意ではない。
    かるい警告なのかな。

    たいしたことない事柄について、
    こうしてもいいんだって
    安心をくれます。
    女性だけの家系って、こういうふうになるものなんですかね。
    きになります。

    さいしょのこうどうは思ったよりもつよくなってしまい、本当にそんな気がする

全480件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

泳ぐのに、安全でも適切でもありません (集英社文庫)のその他の作品

江國香織の作品

ツイートする