のすりの巣 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 679
レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478082

作品紹介・あらすじ

暴力団員が殺され、拳銃や麻薬が奪われる事件が相次いで起こった。巻き込まれた私立探偵・大杉良太は「ノスリのだんな」と呼ばれる犯人を追い始める。一方、特別監察官の倉木美希は、警察内で派手な異性関係の噂がある美人刑事を、要注意人物としてマークしていた。妖艶でしたたかな女-。彼女と暴力団の事件は意外な繋がりを見せ、巨大な陰謀が姿を現す…。好評「百舌シリーズ」第五弾。

感想・レビュー・書評

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  • う〜ん、結末が尻すぼみな気がします。
    せっかくの魅力的なキャラクターたちの結末があっけない。
    警察に蔓延る悪や利権に食いつく者たちを成敗するも根本的な警察組織を変えることができない…それでも美希と大杉が立ち向かうというシリーズは好きなのですが…
    もっとノスリや黒幕を活かしてもよかったのでは…

  • 「鵟(のすり)」とは小型あるいは中型の鷹の仲間だそうで、つまりは「百舌」と同様、鳥の名前ですね。
    とはいえ、本作も百舌の出てこない百舌シリーズです。

    暴力団の絡む麻薬や拳銃が、「ノスリのだんな」と呼ばれる男に強奪される凶悪事件が起こり、探偵としてのとある調査中に、巻き込まれるような形でその事件に関わることになった大杉。
    一方、美希は警察内外で派手な男性関係があるという「洲走かりほ」という公安の若い女性刑事を事情聴取していた…

    煽情的なカバーイラストからも察せられるとおり、今回の敵は、若くて頭も切れ、蠱惑的でしたたかな女です。
    美希や大杉を相手に一歩も引かないどころか、何度もたじろがせるほどのやり手です。
    ストーリー自体は、色っぽさよりも、やはり血と暴力なのですが、物語への引き込まれ具合はいささかも衰えてない、いやもうすごいシリーズですね。

  • 1月-14。3.0点。
    百舌シリーズ。男性関係が派手と言われる女性刑事。
    監査対象だと釘を刺す。
    一方、暴力団で、拳銃や麻薬の密売に絡んだ殺人が。
    「ノスリ」とは。。

    500頁超、流石のスピード感で読んだが、黒幕の登場が唐突感大。それなりに面白い。

  • をを・・・こりゃまたヤッバい感じの悪い女が登場してきたもんだねww
    若くて、美人で、エロくて、根性座ってるんなら、ワルじゃない世界で
    成功しそうなもんだけどね。。。

    美希ちゃん危うし!!この女に道連れにされるところだったもんねぇ~。
    今じゃ、大杉さんが助けに来てくれるって寸法で、いい女はモテますな!w

  • 百舌シリーズ第5弾。

    探偵:大杉は拳銃・麻薬強奪事件から「ノスリのだんな」を追い、特別監察官・美希はある美人刑事をマークする。
    そして徐々に2つが絡み合い巨大な陰謀が姿を現す物語。

    美希が追う美人刑事は、警察内で派手な異性関係の噂があり、大杉の事件とは一見関係なさそうに見えて終盤怒涛の追い込みとなります。

    読んでいて非常にハラハラする展開というよりも、絶望的な展開がきます。
    でも2人の不屈の精神で犯人に徐々に追いついてきます。
    このシリーズの展開の良さは相変わらずです。

    ただ個人的に巨悪が来すぎて若干疲れ気味に感じてしまいました。
    ただ本シリーズ好きにはやはりお勧めの作品です。

  • あまりに面白すぎて,読むのを止められなくて困った!

  • MOZUシリーズ第5段
    しかし、残念ながら、評価はいまいち。
    今までの作品に比べて、ミステリー感、サスペンス感に欠けるストーリ展開でした。

    本作は、どちらかと言うと大杉がメインのストーリ
    シリーズと謳っていても、もうメインキャストは、美希と大杉しかいません。あと、ジャーナリストの残間。この3人で警察内部の巨悪に挑んでいきます。

    暴力団員が殺され、拳銃や麻薬が奪われる事件が発生。
    別件を調査していた大杉は、この事件に巻き込まれ、「ノスリのだんな」と呼ばれる犯人を追い始めることに。
    一方、美希は警察内で派手な異性関係の噂のある美人刑事かりほを要注意人物としてマーク。
    暴力団員が殺された真相は?
    ノスリとは何か?
    かりほは一体何者?
    といった展開です。

    大杉と美希は前作の終わりで二人でハワイに行っており、いよいよ二人は恋人同士ということになるかと思います。
    また、二人とも年をとったことにより、切れが無くなっており、尾行に失敗したりとエリート感が無くなってきました(笑)。
    一方、謎の美人警部かりほも妖艶なイメージで描かれているものの、最後は、ヒステリックになってしまって、ちょっといまいち。
    もっと、きれっきれの妖艶な女で終わってほしかった。

    ということで、シリーズ4作に比べてちょっと残念な作品ではありましたが、それなりに楽しめました。

    本作で大杉は脊髄痛めて、車いすになってしまいます。
    二人の関係はどうなる事やら...

  • 文章の安定感はさすが!
    唯一で最大の欠点は、最後の捕物帳。
    敵のアジトに単身殴り込みって、今まで散々な目にあってきてあまりにも無防備すぎる。
    さらに、これだけの不祥事を起こしながら警察組織はびくともしなかったという結末に怒りを込めて・・

  • 友だちから貰ったので、うっかり百舌シリーズを読んだことないのに、これから読んでしまった(^^;)
    最初は登場人物の会話から感じられる過去の出来事が全くわからず(当たり前)失敗したな〜と思ったけど、単体としても楽しめました。ただ、やっぱり順番に読んだ方が楽しめるかも…
    仕方がないので、私は遡って読むことにします。笑

  • 佳作。それ以上でもそれ以下でもない。ストーリーも、登場人物のキャラクター造形も、最初は魅力的なんだが終盤で尻すぼみとなり、小さくまとまりすぎた感が残念ながら強い。

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著者プロフィール

逢坂剛

一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2019年 『果てしなき追跡(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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