非道、行ずべからず (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478129

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代の歌舞伎界を舞台にしたミステリー。
    「道絶えずば、また」を先に読んでしまい、この本を読みたくなりました。先にこちらを読みたかったです。
    芸の道は奥深い。そして凄まじい。

  • 江戸時代の歌舞伎の世界を舞台にした、ミステリー。
    なかなか犯人が分からなくて、うまい仕掛けだなと思ったけど。
    545ページを使ってその終わり方?
    と、ちょっとがっかり。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    文化六年元旦、江戸最大の劇場、中村座が炎上し、焼け跡から、男の死体が見つかる。正月興行に水をさされ、下手人が身内でないことを祈る劇場主十一代目中村勘三郎。だが折しも、三代目荻野沢之丞が、誰に名跡を継がせるか、話題となっていた。反目しあう兄弟、戯作者、帳元、金主等、怪しいヤツばかり。北町同心達が謎を追ううち、次なる殺人が…。芸に生きる男達の修羅地獄を描く長編時代ミステリー。

  • 歌舞伎の舞台裏を舞台とした犯人捜しのミステリー

    歌舞伎の舞台裏が詳細に具体的に描かれている。
    この時代の日本の町人文化のすごさ、江戸、大坂などの大都市の町人のエネルギーの大きさ、強さを、あらためて感じる。

  • 連作1

  • ☆3.3
    歌舞伎を観たことがなくても、情景が目に浮かぶような素晴らしい描写はさすが松井今朝子といったところ。
    ただ、中盤で解説風の部分が多くてちょっと退屈した。
    でも理一郎と女形三人組のその後が気になる(笑)

  • 今、新しい本&積読がないので再読。松井氏の本は本書が初めてなんだけどすごく面白い!
    歌舞伎界を舞台にし、芸人の当時の暮らし方などとっても興味深かった。
    謎解きは・・・まぁ~普通といえば普通だけど、舞台設定や日本人特有の「人情」などなど、おもしろいということもあり最後まで楽しく読むことができた。
    あと登場人物たちも独特の世界の人たちだから個性的でおもしろい。
    ちょっと厚めの本ですが、おもしろくてすらすら読めました。

  • うーん、入り込めなかったな。
    歌舞伎の世界に精通しているとこの話面白いのだろうか?
    ミステリーとして上手く成立しているようにも思えないし、、、
    汚い言葉ですが「残尿感」を感じずにはいられない。

  • 江戸の劇場、中村屋の焼け跡から遺体が出た。
    出入りの小間物屋だというその男には、長い人生のストーリーがあった。芝居小屋のルールや、襲名披露騒動など、見どころは満載の傍ら、真相に近づく者がどんどん殺されていく。果たして犯人は?
    歴史小説としても、ミステリとしても充分読める。

  • 48

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著者プロフィール

1953年京都生まれ。小説家。早稲田大学大学院修士課程修了。松竹株式会社で歌舞伎の企画・制作に携わる。97年『東洲しゃらくさし』でデビュー。『仲蔵狂乱』で時代小説大賞、『吉原手引草』で直木賞受賞。

「2018年 『作家と楽しむ古典 好色一代男 曾根崎心中 菅原伝授手習鑑 仮名手本忠臣蔵 春色梅児誉美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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