スローグッドバイ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 6242
レビュー : 750
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478167

感想・レビュー・書評

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  • かなり好き。みんなそれぞれにそれぞれの恋愛をしてるんだなぁと思う。自分の恋が特別で、他の人のとは違う、と思っていたけれど、みんなそれぞれにちょっとずつ、他人から見たら不思議に思えるような恋愛をしてるんだよね、きっと。

  • 石田さんの書くラブストーリーが好き。
    この短編集の主人公たちが、皆が皆それぞれ恋に(自分なりに)全力で挑んでるところがくすぐったい。
    石田さんは、現代のどこか冷めて燻った生活の描き方が本当に上手いと思う。

  • 男の人のやさしさが、じんわりと心に沁みる短編集でした。
    どれも都会的で、さわやかな印象で、表題作の「スローグッドバイ」は特に好きです。
    こんな素敵な別れ方もあるんだと思いました。
    お互い嫌いになったわけじゃなく、才能を信じて応援してくれる、こんな前進のしかたもあるのですね。

  • 確かあたしの石田衣良さんデビュー本!結構切ない短編集だけどすき。あたしの出身大学が舞台なんだろーなぁというお話もあり。

  • なーんてことはないお話なんだけど。すっごいすっごい好きだった。心が温まる。題名になってる「スローグッドバイ」が一番好きだったな。「ヒロは自分のいいところが、ぜんぜんわかってない」とか「ヒロのなかにはいいところがたくさんあるから、そのまま自分をだせばいいのに」ってセリフ。どっかで私も言われたことあるなーとか思いながら、しみじみと読んでた。自分のいいところは素直に認められる人間になりたいね。

  • 短編集です。全てラブストーリーでどれもおもしろかったです。特に『夢のキャッチャー』という話が印象的でした。私にとって初めて読んだ石田衣良さんの本にもなります。学校の図書室で借りて読みましたが、実際に購入したいと思うし、暇なときいつでも読めるように持ち歩きたくなる一冊です。

  • 線のよろこび、スローグッドバイ、そして最後のあとがきと解説まで含めてとても良かった!
    ただの官能小説かと思った部分もあったけど、上記の話では爽やかに恋心ややるせない気持ちが表現されていた。あとがきに記されていたように、『たまたま』や『タイミング』のようなとっても曖昧でどうしようもないものに振り回されることは本当におおいよなあ…

  • 石田衣良先生の短編集。
    10作品の、10の恋物語。

    都会的であっさりとした、しかし
    なかなか生活感を感じさせる。
    青春の香り満載で、照れくさいような
    男女の掛け合いが見られてドラマチック。

    2005年の発刊のようなので、まだ
    携帯電話やパソコンでのメールのやり取り、
    SNSというよりチャットルーム?みたいな
    ちょっと前の電子機器が本流か。
    時代の変遷が早すぎて、小説家の先生たちは
    生み出した作品たちがすぐに「古い」感じに
    なってしまうなぁ〜、とか思うのだろうか。

    時代の最先端を書いた「トレンディー」な
    ドラマや小説より、今はきっと
    近未来SFみたいな作品の方が、時代に追い抜かれなくて
    いいのかな?とか思う。

    近未来を描くぐらいじゃ、すぐに追い抜かれそうな
    気もしますがねw
    むしろ時代劇が新しかったりして。ちょっと楽しいぞ。

  • 凄く激しめの恋愛もの。自分にはない価値観だなーと思った。

  •  石田衣良の恋愛短編小説集「スローグッドバイ」を読み了える。
     脛の傷、心の闇、隠したい過去を抱きながら生き抜く男女を描く10編。性を交す作品が多いけれども、そうでない作品もある。
     サクセス・ストーリーへの執着が見られ、シナリオ・ライターとして成功してゆく「曜子」とそれを見守る「史郎」の「夢のキャッチャー」、イラストレーターとして「山口高作」を発掘するPR誌の「サツキ」の「線のよろこび」などがある。
     憶測を交す男女が、結末でどんでん返し的に和解するストーリーを含めて、最後の表題作「スローグッドバイ」を除けば、ハッピーエンドの物語である。
     「スローグッドバイ」では、2年間の同棲をしていたフミヒロとワカコが別れる事になり、さよならデートをした後、ワカコの見抜いた通り、フミヒロの「心のなかにたくさんの物語があふれていたからだ」と作家的才能の発現を描く。これまでの9編をフミヒロの作品であるかのように、この作品集を2重にフィクション化している。

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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