スローグッドバイ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.26
  • (266)
  • (622)
  • (1847)
  • (229)
  • (64)
本棚登録 : 6246
レビュー : 750
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478167

作品紹介・あらすじ

「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。恋人にひどく傷つけられ、泣けなくなった女の子。彼女に青年の心は届くのか(「泣かない」)。上手に別れるため最後にいちばんの思い出の場所へいく。そんな「さよならデート」に出かけたふたりが見つけた答え-(「スローグッドバイ」)など普通の人たちの少しだけ特別な恋を綴った10篇。出会いから別れまでの一瞬一瞬をやさしく描く傑作短篇集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 線のよろこび、スローグッドバイ、そして最後のあとがきと解説まで含めてとても良かった!
    ただの官能小説かと思った部分もあったけど、上記の話では爽やかに恋心ややるせない気持ちが表現されていた。あとがきに記されていたように、『たまたま』や『タイミング』のようなとっても曖昧でどうしようもないものに振り回されることは本当におおいよなあ…

  • 石田衣良先生の短編集。
    10作品の、10の恋物語。

    都会的であっさりとした、しかし
    なかなか生活感を感じさせる。
    青春の香り満載で、照れくさいような
    男女の掛け合いが見られてドラマチック。

    2005年の発刊のようなので、まだ
    携帯電話やパソコンでのメールのやり取り、
    SNSというよりチャットルーム?みたいな
    ちょっと前の電子機器が本流か。
    時代の変遷が早すぎて、小説家の先生たちは
    生み出した作品たちがすぐに「古い」感じに
    なってしまうなぁ〜、とか思うのだろうか。

    時代の最先端を書いた「トレンディー」な
    ドラマや小説より、今はきっと
    近未来SFみたいな作品の方が、時代に追い抜かれなくて
    いいのかな?とか思う。

    近未来を描くぐらいじゃ、すぐに追い抜かれそうな
    気もしますがねw
    むしろ時代劇が新しかったりして。ちょっと楽しいぞ。

  • 凄く激しめの恋愛もの。自分にはない価値観だなーと思った。

  •  石田衣良の恋愛短編小説集「スローグッドバイ」を読み了える。
     脛の傷、心の闇、隠したい過去を抱きながら生き抜く男女を描く10編。性を交す作品が多いけれども、そうでない作品もある。
     サクセス・ストーリーへの執着が見られ、シナリオ・ライターとして成功してゆく「曜子」とそれを見守る「史郎」の「夢のキャッチャー」、イラストレーターとして「山口高作」を発掘するPR誌の「サツキ」の「線のよろこび」などがある。
     憶測を交す男女が、結末でどんでん返し的に和解するストーリーを含めて、最後の表題作「スローグッドバイ」を除けば、ハッピーエンドの物語である。
     「スローグッドバイ」では、2年間の同棲をしていたフミヒロとワカコが別れる事になり、さよならデートをした後、ワカコの見抜いた通り、フミヒロの「心のなかにたくさんの物語があふれていたからだ」と作家的才能の発現を描く。これまでの9編をフミヒロの作品であるかのように、この作品集を2重にフィクション化している。

  • 恋愛短編集。
    普通の人たちの恋の始まりだったり終わりだったり。

    ドラマのようなストーリーではないので、想像しやすく感情移入しやすく。
    男女のすれ違いとか、恋が始まりそうな予感とか。
    個人的には『ローマンホリデイ』が好きでした。


  • 先日の飲み会(合コン)でとても話のうまいうてうての男に会いました。

    朝までカラオケ行って、帰りの始発電車で二人になったので、
    「なんでそんなに話がうまいのか?」聞いたところ、
    手帳と思っていた革張りのなにかが分厚い本だということが分かった。
    年間で約100冊は読んでいるらしい。

    そういわれてみると、何事にも詳しかったり、話が面白かったり、
    物事の理解がはやかったりするやつは、みんな読書をしている。

    ということで、ミーハーなので、僕も読書を始めようと思う。
    それも今年の抱負とする。今年っていうか今年からの。

    「スローグッドバイ 石田衣良」
    2006年の9月頃に読んだ。
    どこかかけ離れているが、どこか現実的で、恋愛がしたくなった。

  • 短編なので、どこからでも読めます。
    10編。。いろんなシーンで自分を重ねてみる。。
    実際は重ならない。。
    けど、「自分だったら、、」なんて空想してみる。 
    猛暑の中に、少しの清々しさを見つけた。。。。

  • タイトル*スローグッドバイ
    作者*石田衣良
    出版社*集英社

  • 登場人物に向ける作者の視線が優しいからなのか、幸せな恋愛ばかりが描かれているわけではないのに、じんわり温かい気持ちになった。(2008.8.29)

  • 全体を通して読むのは2回目。(こちらに登録する前に1回読了)。どういうわけか何回も読みたくなる不思議な魅力のある短編集。古本屋で何度も思いだしたように立ち読みをしている。(Hな表現があるからという理由ではありませんが。)特に「真珠のコップ」「フリフリ」は、お気に入り。これから恋が始まる話、恋に発展する話は形はどうあれ読んでいてほのぼのとしてくる。そういう点がお気に入りなのかなと思う。感想はこんなところです。

全750件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

スローグッドバイ (集英社文庫)のその他の作品

スローグッドバイ 単行本 スローグッドバイ 石田衣良

石田衣良の作品

スローグッドバイ (集英社文庫)に関連する談話室の質問

スローグッドバイ (集英社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする