不安の力 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 212
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478365

感想・レビュー・書評

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  • 不安は誰にでもあるし、常に付きまとうことである。

    著者、五木寛之氏の経験や考えにもとづいてそのように伝えているように思いました。

    一番印象に残っているのが、著者が若いころから常に偏頭痛もちだというところ。
    五木氏のように著名な作家さんでもどこか不安や調子の悪いところを抱えて生きてらっしゃる…そんなところが心にささり、子供のころから疲れやすく、すぐ眠くなってしまう私も、
    それがどうした、常に元気で目標を持って全力で一生を走りきれる人間なんているか。と
    開き直るきっかけをくれた本です。

  • 人は「不安」になることをよししないところがあります。「不安」は避けるべきこと,「不安」はなくすべきことと考える人は多いようです。この本では,「不安」を感じることは正常であるということを主張しています。「不安」は人間に備わっている予防感覚のようなもので,なくてはならないものであると考え,「不安」とどうつき合っていくのかを考えることのほうが建設的ではないかと考えられます。

  • 良いところもあったが、だんだんおじいちゃんの愚痴を聞いてる気分に。最初の不安に対する向き合い方は参考になりました。

    母もファンだしアレなんだけど、生きるヒント初期の頃は感じなかった世代ギャップを感じてしまい、途中です。読み飛ばして面白そうなとこだけ読もうと思ってます。読む時期とかあるし、今無理に読まなくても良いかと。

    ちなみにあれなんだけどというのはなんて言っていいかわからないときに使います^^;

  • 請求記号: 141.6/Sak
    資料 I D : 50080701
    配架場所: 図書館1階西 学生選書コーナー

  • いつの時代も生きていくのには不安が伴うが、適度な不安感は人間を支える大事な力であるし、無理に虚飾する必要もない、といったようなことが書かれている。人生で3回鬱病を罹患し、そのたびに復活してきた著者が、仏教思想をベースに語るのは説得力がある。

  • 仕事で読んだ文章が載っていたので全体を読んでみて!

    とにかく不安であってもいいんだよという話。
    納得できないのもあるけど、それはまだ私が若いからなのかなと思います。

    いい年のとりかたをしたいものだ。

  • いろんな不安があると紹介してくれた。
    どれも改善策を出している。

    だれにでも不安はあり、
    生まれてから死ぬまでついてくる切っても切れない存在で、
    どんな不安があろうと不安はモチベーションの一つとして置き換えられ、
    マイナスどころかプラスになるもの、

    と見受けた。

  • 不安・・・。
    誰しもこの言葉から受ける印象は決して良くない、暗いものだと思います。
    でもこの本ではその不安がないという人は却って不自然なんじゃないか?
    不安をもつありのままの自分を受け入れようと書かれています。

    『いまの不安の時代には、こころに不安を抱えているということが、むしろ正常な反応ではないでしょうか。
    それはなぜか。
    ぼくらがいま生きている、この世界のありかた自体が、人間に不安を与えるような歪んだ構造になってきているからです。ぼくらの環境そのものがいま病んでいるからです』

    さらに続きを抜粋すると・・・。

    『ぼくは、いまのこの時代に、不安を抱えていないということは、それこそ非常に不安なあぶない状態ではないか、と思うところがあります。
    人間は環境とともに生きている。環境がバランスを失って不安定になっているときには、人間のこころと体も不安定になる。その不安定な状態が、不安につながっているわけです。極端にいえば、不安定な環境にいて不安でないということは、異常な状態であるとさえぼくには思えます。
    ですから、いまは人間が不安になるということは、まったく自然なことです。
    こころのやさしい人ほど、柔軟な人ほど、あるいは素直な人ほど、自然に不安を抱えている。その不安をどうしようもなく持て余している。そんな時代なのです。
    とすれば、不安であるということは、その人がまだ人間的である、ということでしょう。逆に、まったく不安を感じずに生きているということは、その人が非人間的な生きかたをしているということです。』

    不安を早く取り払わねば。
    ポジティブに!
    と思うよりも、不安はあって当たり前。
    そう思う方が私は楽だな~と思います。

  • 不安があるのは生きてる証拠。忘れやすいのは、新しい情報が、どんどん入ってきている証拠。仏教について、もう少し勉強していれば、彼の言いたいことがもっと分かるのかも。

  • 不安は必ず払拭、排除すべき存在ではなく、あって当然、上手く付き合っていこうという考えのもと、様々な不安について作者の考えが書いてある本だと自分は思う。
    実体の無い「不安」というモヤモヤしたものを、文章を読むだけで実感することは難しいと思う。
    だから書かれている内容全てに今の自分が共感できるわけでは無いけど(老いなど)、今抱えている不安や、今後抱えるであろう不安に対し闇雲に抗うばかりでなく、受け入れたり、前向きに捉えなおしたりしていけたら良いなと思った。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『人生百年時代の「こころ」と「体」の整え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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