夏雲あがれ(上) (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 141
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478570

作品紹介・あらすじ

東海の小藩で青春を送る筧新吾、花山太郎左衛門、曽根仙之助の三人の青年武士たち。厳格な身分社会の中で、立場や家格の違いをこえて、かたい友情に結ばれた三人だったが、彼等にもやがてそれぞれの道へ進むべき時が訪れる。藩命を受けて江戸へ向かった彼等に、藩をわがものにしようと企む蟠竜公の陰謀が牙をむく-。若き侍たちの旅立ちと胸のすく活躍を描く、青春時代小説の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 全2巻。
    藩校早春賦の続編。
    『藩校早春賦』
    http://booklog.jp/users/bullman/archives/1/4087474658


    ずっこけ3人組な前作から数年。
    ちょっと大人になった3人組の物語。
    1話完結な流れの前作と変わって、
    今回は1つの事件を追う感じ。

    前回のキュートな3人組な感じが、
    大人なってどうなるか心配だった。
    ら。
    冒頭で主人公の新吾も同じような心配してた。

    で。
    結局今回も良い感じ。
    少したくましくなって、
    それぞれに立場もできてきて、
    それでも3人揃うと3人組のままで、
    ニヤニヤでぐっと来る。

    1つの事件を追う形なので、
    前回より分かりやすく、
    スピード感があり、
    のめり込みやすい。
    これはこれであり。

    ただ、
    3人組のエピソードとか活躍ってのが
    前作より減ってるのが残念。
    基本、新吾が主役。
    あと仙之助。
    というか前作に比べて一番おいしいのは仙之助。
    太郎左衛門は出番が少なくてかわいそう。

    が、
    最後の最後で3人用なエピローグ。
    うまくまとめた。

    多少ご都合主義な、
    映画的な、漫画的な感じもあったけど、
    気持ちよいからそれでいい。
    うがった見方せず素直に読んでもらいたい。


    とても続編が読みたいけど
    3人には年とってもらいたくないなあ。

  • すがすがしい青春時代小説

  • 「藩校早春賦」の数年後。新吾、太郎左衛門、仙之助の3人も大人の仲間入り。今回は江戸を舞台に3人が蟠竜公の陰謀と対決する。

  • 爽やかです。青春っていいですね。下巻へ向けてどのように陰謀を解明していくのか楽しみです。

  • 「藩校早春賦」から7年後の物語。東海の小藩で身分制度による窮屈な縛りがある中でも、真っ直ぐに着実に成長していく3人とそれを見守る人々のお話はやっぱり面白い。

  • 時代小説は爽快で面白いんですが、ただそれだけで物足りなさを感じるようになりました。

    • f_Certoさん
      1.パル2パパ (2008/03/13)
      burariさん、こんにちは。これって上下巻に分かれていたんですか、読んだ時、一冊だった様な気...
      1.パル2パパ (2008/03/13)
      burariさん、こんにちは。これって上下巻に分かれていたんですか、読んだ時、一冊だった様な気がするんですが。これ、某国営放送局でドラマ化しましたよね。そちらも面白かった。宮本氏の作品はどちらかと云えばライト感覚の時代小説を書かれる方なので、そう感じられたのかも知れませんね。

      2.are_kore (2008/03/13)
       パル2パパさん
      文庫版は2分冊になっています。ドラマ化されたのは知りませんでした。
      昔は時代小説をよく読んでいたんですが、ここのところ、颯爽と難事を解決してしまう話に面白いと思いながらも、人と人の心の遣り取り描写が足りないようで、物足りなさを感じています。

      3.パル2パパ (2008/03/13)
      んー、確かにそういうきらいは此処の処のどんな小説にも感じますね。特にシリーズ化されている作品は富に。パターン化してしまうんだろうね。葵の印籠の様に、これを出したら、話が極まる、という様な。

      4.are_kore (2008/03/14)
      そんな感じもしますね。
      スカッとしたい時はそれでいいんでしょうが。
      2011/07/16
  • 若木の成長を見守るような気分になってくる。<上下巻>

  • 借本。
    早く続きを読みたいけど、読み終わらせたくないと感じる本。
    面白い。
    時代モノと思って読むのを躊躇してたけど、読んで良かった〜。

  • なんだろ。チョット照れくさいけどとても清々しい世界は。
    とても生死の距離が近い次代だからこその友情なのかそれとも普遍的なものなのか羨ましくなる距離感。
    不条理な事も悲しいことも多々出て来ますが、最後まで楽しく読める一冊です。

  • 痛快青春時代活劇?。
    これは山手樹一郎の世界に近いのかもしれません。すっきり明るく「正義は勝つ」の単純世界。
    前作「藩校早春譜」で感じたガチャガチャ感は少し影を潜め、その分読みやすくなっています。ちょっと主人公たちの造形はカリカチュアされすぎてますけど。
    ==========
    前に何かで書いたけど、こういう男の子3人組の話は多いですね。そして大抵はその3人が、武闘派、頭脳派、癒し系の役を分担する。この本では武闘派=太郎左衛門、頭脳派=新吾、癒し系=仙之助ですね。新吾の頭脳派はちょっと怪しいけど。
    http://www.geocities.jp/sea_lion23/mumble/mum128.html

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著者プロフィール

1955年静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年、『剣豪将軍義輝』で、一躍脚光を浴びる。おもな代表作は『海王』『ふたり道三』『夏雲あがれ』『家康、死す』『風魔』『陣借り平助』など。『乱丸』で2015年第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。近著に『天離り果つる国』がある。

「2022年 『剣豪将軍義輝(中) 孤雲ノ太刀 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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