秋の猫 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 347
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087478686

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに猫が入ってたから買った。買った当時はあんまり刺さらなかったけどまた読み直してみようかな。

  • 30代〜40代の女性が主人公の短編集。いずれも飼っている猫や犬がキーキャラクターとして登場し、主人公に寄り添っていく。同年代女性が主人公ということや、自分も犬や猫を飼っていたことなどもあって感情移入もしやすく、文章も読みやすかった。
    主人公たちには紆余曲折はあるものの、その飼い猫、飼い犬は幸せだっただろうなと感じる作品。

  • 5編の短編集です。
    いずれも主人公は女性で、このうち犬が出てくるのが3篇あります。
    中には「女として生きることでもなく、キチ坊のそばにいること」という強い思いもありますが、犬の気持ちを考えたものはなく、あくまでアイテムの1つという感じです。5編とも犬と猫が逆転してもいいようなものですので。

  • 猫や犬が好きにオススメの短編集。すこしお疲れ気味の中年女性の恋愛や結婚の心情が細かく描写されている。
    それぞれに登場する癒しの存在は、面倒で苦労ももちろんあるが、日常に欠かせない生きものなのだ。

    私もうさぎと暮らしているが、世間的なイメージの『か弱く、寂しがり屋で、ほっとくと死んじゃう』ような可憐さは全く持ち合わせておらず、彼女は図太く、エサがないとブーブー鼻を鳴らして文句を言う輩ではあるが、それでもやはりかわいいものだ。

  • 猫派ですが、
    『幸運の犬』がいちばん好きでした!

    女の人たちの計算高さは
    ちょっと引いてしまいました。笑

  • 犬と猫が必ず登場する短編集。柴田錬三郎賞受賞作。[private]「病む犬」にピースケという犬が出てきて、出て来た時にはもう死んでいて、ちょっと笑った。[/private]「夫の彼女」の方が面白かったし、賞を取った作品と言うことで買ってみたが、「<a href=\"http://mediamarker.net/u/nonbe/?asin=4344404114\" target=\"_blank\">夫の彼女</a>」の方が好きだ。

  • 猫や犬を飼主が主人公の短編集。犬猫が縁で交際が始まる話だったり、離婚の時に手渡したくなくて争ったりと、割とよくある話だけど展開が気になる短編集だった。じわじわとくる本。たぶんそのうち内容は忘れてしまうだろうけど、犬猫好きな人がさらりと読めて爽やかな後味を望む時に良いと思う。

  • タイトルの猫につられて買った。
    男女の恋愛物にあんまり興味がなかったのでまあまあだった。

  • 猫や犬が出てくる短編集。五編とも主人公は女性で、なおかつ計算高い人ばかり。なんというか、こういうのは出来ればないものとして見ないふりをしていたかったものかもしれない。そういう意味では心地いい小説ではなかったけど、それでも印象深いものだった。

  • ペットとして犬か猫がお話に出てくる短編集。主人公の女性はみんな30〜40歳の「結婚」が鍵になるひと。自分と重なるところもあったので人ごとではないなと思いながら一気に読んでしまいました。ペットは愛玩動物と言われますが、その存在で人生が変わる人も多いです。ペットがいたから、ペットがいなかったからで先も大きく変わります。家族となった子のためならとひたむきになる気持ちもわかる。ペットがいる人には共感できるお話だと思う。
    h29.6.1

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