渋谷ルシファー (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 195
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087481419

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めて20ページで「やだ、私これ読んだ事ある!」と思って本棚を大捜索。・・・あれ、どこにも無い。やっぱり勘違い?
    1:主人公は男(おじさん)で独身。2:主人公には辛い(暗い)過去がある。3:元カノの娘(美少女)が訪ねてくる(息子でもなくブスでもないのだ!)4:元カノは死んでいる。5:元カノは主人公と別れて別の男と結婚して子どもを授かるも、主人公の事が忘れられなかったみたい。6:美少女が自分にすごく気があるような態度を取ってくる・・・って話絶対読んだ事ある!デジャヴ?
    この話を読んで、男友達を思い出してしまった。その人は別れた彼女が自分の事がずっと好きだと思っている人で、別れた彼女に新しい彼氏が出来ると「あいつ、俺の事が忘れられなくて無理して他の男と付き合ってるんだな」とか本気で言っちゃうのです。この話を読んで『別れた恋人の記憶について、男は別フォルダ、女は上書き保存』という言葉を思い出しました。よく考えたら、主人公のおばさんの元に元カレの息子(美少年)が訪ねてくる話ってまだ読んだ事無いな。有るのなら、ちょっと読んでみた〜い。

  • 堕天使という言葉に惹かれて買った。
    メディアテークで行われているらしい読書会の課題図書のひとつ。
    Twitterで見つけた本

  • 渋谷のバー「ルシファー」のマスター、桜町は元天才ジャズギタリスト。彼のかつての恋人の娘で、ブルースシンガーを夢見る映子。そして彼らの周りに集まる仲間たちの話。
    桜町には常に暗い過去がつきまとう。しかし何かカッコいい中年の男性。
    電話は嫌いだけど手紙は好き、ってとこが私と一緒で、何か微笑ましい。
    物語にはヤクザやアウトローな連中も沢山登場。クスリや性描写のシーンもあるんだけど、何だか嫌な気分がしかなったのは、主人公たちが音楽を愛し、努力しながら夢に生きているところが眩しかったからだ。
    弦楽器愛好家の私としても、思わず彼らを応援したくなった。
    ジャズバーに久々に行きたくなった。

  • 1/12~1/14

  • 花村萬月さんのこの作品は、
    なんというかエモーショナルな感じの作品ね。

    ブルースの旋律に乗せて、
    男女の愛を描いているのだけど、
    ブルースの割に愛の中身はハーコーな感じ。
    むしろロックな感じ、情熱的で破滅的。


    渋谷の道玄坂でルシファーというバーをやっている桜町。
    常連のお客さんに、店内を流れるブルースに、
    刺激こそないものの平凡で自分らしい毎日なんだけど、
    そこに18歳の映子が突然訪れて…。

    桜町が心の奥にしまい込んでた過去の出来事がよみがえってきて。
    映子はね、桜町が昔バンドをやってた頃の、
    バンド仲間で元恋人だった律子の娘だったわけだ。

    若さゆえ、不器用ゆえに、破滅的な終わりを迎えてしまった恋、
    苦しいけど、情熱的で、悲しいけど、幸せで、
    映子が現れたことで、新たな恋や愛が生まれて、
    それぞれの恋や愛が描かれている物語。


    ちょっと昭和な感じだよ。
    そしてなんだかやるせない。

  • ゴッド・ブレイスの続編。まだなんとか読める。

  • ブックオフで10円だったので買ったけど・・・
    花村萬月って本当に厭らしいひとね。

  • いやー、渋いね。でもたまにロマンチックだね。

  • 悲しいブルースの本。

  • 英語もネイティブ並に話せて、ものすごく頭のいいけど生きていくのが大変そうなかつての友人が、ルシファーという言葉に引かれて買ったというこの本を譲ってもらった。思い出込みで。

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著者プロフィール

花村萬月(はなむら まんげつ)
1955年、東京生まれ。1989年、『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1998年、『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞、2017年、『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。

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