本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784087482072
作品紹介・あらすじ
西アフリカ、コートジボワール。熱砂の地に、男が命を賭して守るものは何か――。失踪した青年・水町俊を追う海の男・神尾。茫漠たる大陸の奥深く、男の想いが熱い。(解説・横井 司)
感想・レビュー・書評
-
神尾 2
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アフリカでした。
最初ッから最後まで・・・
解説にもあるように、横浜で腰を落ち着けるんじゃなかったのか神尾!
と、誰もが突っ込みたくなる・・・
しかしその突っ込みもすぐに収められ、神尾の動きに引き込まれるのだ。
まず、神尾は何をしようとしているのか、何をしにアフリカくんだりまで出てきてるのか。
神尾は横浜で探偵を初めて、半年間はどうでもいいような仕事をして、今回初めて、仕事をした、と言えるものをしているらしい。
それも、神尾の住んでいる家の大家・水町夫人の息子をアフリカから連れ戻す仕事だ。
黒い肌の国で日本人かー、と思ったらこの息子・俊、黒人アメリカ人とのハーフで肌が黒色・・・!
なんか面白くなってきた!
海のある場所しか知らなかった神尾が、内陸の場所を見て驚くのもまた新鮮だった。
俊は好きになった女が事件を抱えてこの国に帰り、守ろうとして追ってきたらしいのだが、神尾は俊に会って神尾流で気持ちを確かめ、俊のやりたいことをやらせることに。
神尾は主人公だけど、ちょっと物事を脇から見ている感じがして、前巻に比べると「読んでる」っていう感じがした。
つまりなんというかーー
あんまりのらなかった・・・
神尾がその激情さを見せたのは、本当にラストだ。
いや、神尾は最初っから最後まで神尾でしたけど。
しかし最後の最後、神尾に通訳として雇われていたはずのエミールというお爺ちゃんが美味しいとこどりをしたので、こっちもニヤリとしてしまった・・・
-
今でこそ歴史小説なんか書いてるけど、北方さんといえばハードボイルド小説の教祖的存在だった。
「檻」とこの神尾シリーズは若い頃読んだけど、結構影響受けたかな。青かったからね。ハードボイルドに抵抗や嫌悪をもつひとにこそ読んで欲しいな。神尾シリーズは1作目の「群青」と、この2作目がとっても良いです。
-
2008年6月
著者プロフィール
北方謙三の作品
本棚登録 :
感想 :
