ゼロと呼ばれた男 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 63
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087483130

感想・レビュー・書評

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  • ゼロシリーズ4部作の第1作目
    次の「ネオ・ゼロ」のエピソードらしい(あとがきより)
    割とマニアックな内容なので好みの差が出そうですが。。
    航空自衛隊や戦闘機の細かいことをヤイヤイ言う輩もいるようですが、楽しめる作品です!

  • さて、新規開拓した鳴海章。航空サスペンスものが得意ということで、まずは「ゼロ・シリーズ」と呼ばれるシリーズを読んでみた。

    ここから始まる、ジークこと那須野治朗と現代に甦ったゼロ戦の物語である。
    設定としては少々強引なところもあったりするのだが、そんなことは気にならない面白さがある。
    何が面白いといって、主人公のジークがゼロと呼ばれる戦闘機に乗るシーンが、シリーズを追うごとに短くなっていくという。けれどそれでもまったく色あせない面白さがあるのは、一級品の証なのではないか。
    航空機サスペンスって他に読んだことがないので、基準がよくわからないのだが。

    この作家のスピード感、重厚感などはなかなか他では見当たらないように思える。
    しっかり濃密に状況描写をしつつ、物語は疾走していくという、サスペンスの醍醐味を味わえる作家は、最近の作家にはそういない

  • 鳴海章のゼロ・シリーズ第1作。
    以降、「ネオ・ゼロ」「スーパー・ゼロ」「ファイナル・ゼロ」と続く。

    実際に刊行された順番からいうと2作目にあたる「ネオ・ゼロ」のほうが先になる。
    時系列順に読むなら、本作から。
    初めて読むなら、2作目の「ネオ・ゼロ」から読み始めるほうが良いと思う。
    SWがエピソード4から始まったようなものだから。

    <あらすじ>
    航空自衛隊一等空尉の那須野治郎。
    「ジーク」(零戦のコードネーム)と呼ばれるようになったイスラエルでの戦闘。
    そして現在進行の沖縄の事件を通して4作に渡る因縁の関係が絡むように語られる。

  • 51
    ソ連機に初めて銃弾を叩き込んだ男、ジーク。

    航空サスペンスの代表作でもある本著だが、高速戦闘機戦の様子がありありと伝わる描写とともに、各種機器、システム、コードも現実に即した細かい描写で読むものを客観的第三者として緊迫した空の戦場にまるで居合わせるような感覚を味合わせてくれる。

  • 面白い。軍事ハードボイルドといったところか。那須野とスメルジャコフの息詰まる空中戦、那須野がなぜジークと呼ばれているのかが描かれている。恐らく軍事マニアにはたまらないだろうな。ゼロシリーズの開幕だ。

  • ジーク4部作"ネオゼロ"シリーズのエピソード1的な本。執筆時期はネオゼロの後らしい。
    シリーズ共通の主人公の那須野治朗がなぜジークと呼ばれる様になったのか、また航空自衛隊を辞めてフリーのフェリーパイロットに転じていったのか等"ネオゼロ"では細かく書かれていない部分の詳細を掘り下げていった本。4部作に通しで出てくるバーンズやラインダースとの腐れ縁?も解る。

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著者プロフィール

1958年、北海道生まれ。日本大学法学部卒業後、PR会社勤務を経て、91年に『ナイト・ダンサー』(講談社文庫)で第37回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。『マルス・ブルー』(講談社文庫)など、航空サスペンスで一世を風靡したほか、映画化された『風花』(講談社文庫)、『輓馬』(文春文庫)などの作品で新境地を拓いた。その他の近刊に、『謀略航路』(講談社)、『刑事小町 浅草捜査機動隊』(実業之日本社文庫)、『中継刑事〈捜査五係申し送りファイル〉』(講談社文庫)などがある。

「2019年 『悪玉 熱海警官殺し』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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