キューバ紀行 (集英社文庫)

  • 集英社 (1995年3月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784087483154

作品紹介・あらすじ

およそ1500の島々から成る社会主義国家・キューバ。政治的にも経済的にも大国に支配された国家の、宿命からの脱出と、その独特な文化を見据えた紀行文学の傑作。(解説・佐高 信)

感想・レビュー・書評

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  •  この本一冊でキューバ革命とその背後にあるものに関して最低限の知識は身に付けられる。革命前、キューバはアメリカのために砂糖を生産し、アメリカのために娯楽を提供する云わば植民地状態だった。そこに英雄・カストロが現れ革命へと導く。
     この本はカストロを高く評価しているが、「独裁者」だと評価する人もいる。キューバ人の野球選手が亡命してアメリカのメジャーに行く事実を考えれば、僕の中にもキューバには自由がないというイメージがある。その辺はもっといろんな本を読んで勉強しないと何とも言えない。

  • キューバ危機から数年後の紀行。

    国名を聞いて思い浮かぶものは、
    キューバ危機、カストロ、チェ・ゲバラ位である。

    日本とは縁遠い国のイメージだったが、
    すでにこの時期から技術協力などが進んでいたことに驚きを感じる。
    極めつけは紡績工場の名前に浅沼稲次郎の名がついていることだろう。
    2009年時点ではまだ稼働していたらしい。

    小国故の悩み。特に共産主義にはNOを突き付けつつも、
    結果として旧ソ連に近づいていかなければなかったという経緯は興味深い。

  • 2023年9月読了。
    不勉強にして堀田善衛にキューバへの渡航歴があることや、木下杢太郎が皮膚病の研究のためにやはりキューバを訪ねていたとは知らなかった。
    キューバを観察する視点の面白さがあり、ページ数も薄いことから早々と読み切る内容。

  • 「低開発国における状況の論理化・常識化のための革命的運動と、それに対する帝国主義的な先進国の干渉、そして圧迫。これがおそらく二十世紀後半を特徴付ける最大のもの」

    まさに「低開発の国の内側に住む人々にとっては、たまったものではない。自分達で自分達のものを作ろうとすれば圧迫され、攻撃され、いったい、ではおれたちに死ねとでもいうのか」ってかんじです。ほんとその通りすぎて。

    (2009年5月23日 記)

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