「少しだけ長生きをしたい人のために」3
著者 フレディ松川
出版 集英社
p21より引用
“しかし、これは、国民が皆保険に入っているから
できることだということを、
いつの間にか日本人は忘れてしまっている。”
老人医療に明るい著者による、
長寿を楽しんで生きる為のコツをまとめた一冊。
日本が長寿である理由から50代からのボケ予防についてまで、
著者が自ら働く病院で集めた実地の知識が書かれています。
上記の引用は、
日本人の寿命と皆保険制度について書かれた項の一文。
未熟児を出産しても全力で命を助けられるのは、
皆保険制度があるからだそうです。
医療が算術だけになってしまわないためにも、
飛び込み出産からの産み逃げなどが行われなくなって欲しいと、
切に願います。
同著者の他作品と重複するところもありますが、
これから老後を迎える方の参考として良さそうです。
今若い人達はどう状況が変わるかわからないので、
慌てて読まなくてもいいかも知れませんが、
自分の親のために読んでおくのもいいのではないでしょうか。
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