上海 遙かなり (集英社文庫)

  • 集英社 (1995年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784087483628

作品紹介・あらすじ

歴史を覆す真相とは?上海特派員・土屋が目にした思いがけない記事。調査を始めるが、執拗な脅迫、暗闘に巻き込まれていく。事件の裏で渦巻く日中の謀略戦を描くミステリー。(解説・長谷部史親)

感想・レビュー・書評

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  • 1989年の天安門事件直前の上海を舞台に日本人記者・土屋が公安当局による執拗な妨害を受けながら親日指導者であった汪兆銘が日本で病死したのではなく実は密かに中国に戻り1944年に上海で暗殺されていた?という謎に迫ります。その中で、大物の過去が焦点になってきて、共産党の改革派・保守派の暗闘が明らかに。記者と協力する日本人ビジネスマン・榊、中国人記者・劉敏や女性大学助手・孫淑、汪兆銘の謎に迫ったレポートを書いた曹軍民(女性)も魅力的な人物像です。そして江沢民を彷彿とさせる大物、公安のベテラン藩自強などがリアルで臨場感溢れる小説になっています。ミステリー小説ともいうべき謎解きが素晴らしいです。45年の時を隔て2つの時代の上海を巡るタイムスリップが東洋情緒、冒険心を掻き立ててくれます。

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著者プロフィール

1936年生。小説家。『五十万年の死角』で江戸川乱歩賞。『傷ついた野獣』など。2004年没。

「2021年 『カチカチ山殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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