- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087483949
作品紹介・あらすじ
医者が集まる披露パーティで偶然出会った3人の女。長岡笙子26歳。フツーのOLで気が強く行動派。手始めに会社を辞める。遠藤美保28歳。チャッカリ超美人。ステータスのある男の妻になりたい。高宮絹25歳。クールなフリーライター。「セックスしない症候群」が初の単行本になる。長所も短所も違う3人の生きかたを通して、東京で暮らすワーキング・ウーマンたちの幸福の条件をさがす物語。
感想・レビュー・書評
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こういう女性をテーマにした本大好きです。
林真理子さんの本に出てくる女性は中でもキラキラしていてどこか憧れを抱きます。
こんな女友達欲しい!
恋と仕事のバランスを考えさせられる本です。
にしても絹の本はぶっ飛んでいて、意外と周りのツッコミがなかったのがわたしがツッコミ入れたくなりました笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかった!
産まれる前に書かれたお話だからなのか
聞いたことのない世界観で女性たちが恋愛をしていて
なるほど、そういう考え方が主流だったのか、、、
と考えさせられた。
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最初に読んだのは確か学部学生の頃だと記憶しているが、その時はリアルさが感じられなかった。
それが読み返してみると妙なリアルさを感じるのは、社会人となって既に何年も経っているからだろう。
主人公の3人はどちらかというと極端な事例のように思えるが、確実にいるだろう。アプローチはそれぞれ違うが、いずれも自分の人生を精一杯生きているという点では共通する。
他書でもそうだが、著者の林氏は文体がしっかりしているので読みやすい。文章を書く際の参考にもなる。 -
いつもの感じ。
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東京での女性の活躍が様々な形で描かれていて面白かった
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92年の小説。かなり適当というか、著者自身の意図がむき出しでこれでええんかいなという気がした。金髪の白人に対する描写、あるいは女性同士で「美しさ」を競ったり、美醜が社会的成功の基準になるという「信仰」の強固さに、何か異常なものを感じるのはなぜだろうか。エンタテインメントとして書き飛ばしているからこそ、むき出しにされるものがあるような気がする。
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最近こういう本ばっか読んでるな…。林先生はさすが女性の求めるエクスタシーを分かってらっしゃるなあ。90年代感はあるが現代にもすうごく通ずる話だと思う。というより、90年代くらいに一気に女性が社会に出たものの、そっから先に進めずにいるんだろうな。
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東京で1人暮らしをする3人の女がひょんなことから出会い、仲良くなる。
その女たちのそれぞれの生き方を林真理子らしく描いた本。
男が思ってる女のイメージって、固定観念だけで、実はこういうとこあるよねっていうのを彼女はよくあらわしていて、おもしろかった。
やっぱり生々しいのはおもしろい。村上春樹に出てくるような女なんてなかなかいないし。