人体模型の夜 (集英社文庫)

著者 : 中島らも

• 集英社 (1995年11月17日発売)

感想・レビュー・書評

[bluewolf0929さんの感想 · 2014年3月25日]

世にも奇妙な物語みたいに、飽きずにサクサク読める。

[ボアッソン・ハーゲンさんの感想 · 2023年12月3日]

短編ホラー集。
ガダラの豚がホラー部分がギュっと凝縮された印象。ただ、凝縮されたことで中島らも作品の独特なそれに至るまでの緻密な流れの描写が失われている印象があり少し残念な部分もあり。

[咲夜 永夢さんの感想 · 2022年8月11日]

前半の短編気味が悪い。
体のパーツごとの短編集。
現実味がある話が多く、面白かった。
好きなのは『鼻』と『耳』。
うわぁぁ。ってなりました。

[キャロジローさんの感想 · 2021年10月2日]

らもさんの入門編としておすすめ。かと言ってこれ以上の作品はあまりないのかもしれない。

[なごみーるさんの感想 · 2020年1月4日]

94

初 中島らも！
いろんなジャンルの話が読めて面白い。
体の部位がタイトルの一部に入っていて、
わたしが好きな話は 目 と 血 と 口 かな。
ハッとする話が好きなんだと思う。

[わかにさんの感想 · 2018年4月3日]

ヒヤリとする

[knkt09222さんの感想 · 2016年7月14日]

ひっさしぶりに再読。
「はなびえ」にもあったが、中島らも独特の、孤独の幸せ、静謐な時間、というものが、作品のはしばしに現れている。
これがらも小説の魅力なのだな。
「永遠も半ばを過ぎて」や「水に似た感情」などよりもエンタメ色を強めているが、らもの人生観が心地よい。
「翼と性器」は何度読んでもぞっとする。

[佐トーさんの感想 · 2015年11月24日]

身体をモチーフにしたホラー・オムニバス。著者独特のユニークでちょっとしたアイロニーを散りばめたオチが秀逸です。「健脚行」は、いい話しです。

[tkn69さんの感想 · 2015年7月22日]

短編集。面白いものもあればそうでないものも…。金魚王国の崩壊みたいな話があって、それはわりとドキドキした。

[にふゆめつさんの感想 · 2014年4月15日]

『あっちゃあ…！』というオチが満載！
そして田辺聖子の気のない解説も見ものです。

著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞（長編部門）を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1　白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」