アメリカ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087484120

感想・レビュー・書評

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  • 抜群におもしろい。
    モーターホームでアメリカ全土を旅した記録であり、同時にアメリカを考察した鋭い学術書のようでもあった。

    特に、ミッキーマウスやマクドナルドの考察は読ませる。多民族国家の歴史を絡ませて藤原氏ならではのアメリカ解析が冴え渡る。
    学者や評論家が書いたアメリカ論より読み易く面白い

  • [ 内容 ]
    ロスアンゼルスに一か月の滞在ののち、北上してサンフランシスコへ。
    さらに大陸を横断してニューヨークに向かう。
    東海岸線に沿ってアメリカ最南端フロリダのキーウエストに下り、今度は南部を横断し再びロスアンゼルスに戻る。
    全土200日、2万マイルに及ぶモーターホームでの漂流。
    現代の漂泊者であり、時代の観察者であり続ける著者が、目と心と体でとらえたアメリカの今。
    考察的旅の記録。

    [ 目次 ]
    写真の女
    アルパカを逃げせ
    ホテルM
    きょうの朝、微笑みほどの愛をもらえば
    灰(アツシュ)
    アメリカの月
    ロッキー
    雪と10セント
    シカゴ
    フリージア物語〔ほか〕

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • アメリカは広い。

    あのハンバガーとステーキしかないのは

    なんとも言えない。

  • ちょっと昔のごく普通のアメリカの空気感、今の日本に通じるものがある。マクドナルドとディズニーランドの話には納得させられた。だだっ広い荒野を駆け抜けるコンボイを思い出す。どこまでも平坦な世界を吹き抜けるドライな風の中、終わりの見えないドライブを続けてる感覚。いつもとは違う内部の視点からアメリカを見つめると、なんだか虚しくも親近感のある郊外の風景が広がっていた。

  • 100113(n 100224)
    101120(s)

  • 汚いアメリカ

  • アメリカの内陸に生まれずに良かった。アメリカの地方都市で生まれていたら自分も人知れず寂しく静かに病んでいく気がする。アメリカ人も悩んでいるのだと思えてくる。ブッシュ周りを除いては。。。

  • 著者がモーターホームで旅をして、そこから見えてきたアメリカ。著者の視点はいつも僕に色んなことを教えてくれます。僕にとって藤原新也氏といえば「印度放浪」よりもこれです。

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著者プロフィール

1944年福岡県生まれ。『印度放浪』『全東洋街道』『東京漂流』『メメント・モリ』『黄泉の犬』『日本浄土』『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』『死ぬな生きろ』『書行無常』『なみだふるはな』など。

「2022年 『若き日に薔薇を摘め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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