天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

著者 :
制作 : 村上 龍 
  • 集英社
3.38
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本棚登録 : 7814
レビュー : 1056
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087484922

感想・レビュー・書評

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  • ドラマティックな展開で続いていくストーリー。そんなばかなと思う内容でも、ページをめくる手を止まらせない文章校正。すばらしい。
    著者には、愛する人たちがあなたにいるのなら、明日もあるさと思うなと言われた気がする。

  •  「こんなにもまっすぐで切ない恋の話があっただろうか」「いやぁ、無いんじゃないのかい?」なんて自問自答。とにかくストレートな恋の話なので、好みは分かれるところだと思いますが、これはイイですよ。

  • 最初、ベネッセの、無料で小説プレゼント、というやつに軽い気持ちで申し込んで手にした本。初めて読んだとき、は?と思った。なんだかありきたりな気がして。それに、性描写が露骨で、当時中1の私にはハードだった。笑
    終わり方も、はるひが死ぬ必要があったのか、自分の生み出したキャラを殺すって、どんな神経してるの、ただ読者を泣かせたいだけじゃん、
    それが一巡目の感想でした。

    けど、高校生になり、他の本もたくさん読んで、ふと、また手にしたこの本。涙が止まらなかった。やはり、この方は、文章、表現がスバ抜けて綺麗だと思った。こちらも場面が詳細に思い浮かぶし、淡い、はかない。みずみずしく、いたい。

    最後の、はるひのデッサンを眺める様子が、とくに辛かった。
    何度も読むことで、より味がでる。こんなに読む度に、受ける感想が違う作品はなかなかない気がします。

  • 10年以上ぶりに再再読。
    初見の時よりストーリーも覚えてるし自分も歳を重ねてるので衝撃は薄め。
    でも、やっぱり村山由佳の言葉の選び方が好きで、まるで色や温度や香りがソコにあるような気がする…

  • 西武線:大泉学園駅
    一本槍歩太 19歳 浪人生
    五堂春妃 27歳 精神科医、夏姫の姉、父の主治医
    斉藤夏姫 19歳 歩太の高校の同級生、元カノ

  • 主人公にとって春妃はすごい魅力的な女性なんだろうな。
    女からしても素敵だと思うし、実際にいたら嫉妬してしまいそう(笑)
    1人の人から愛される幸せ、それが当たり前じゃないという事を感じました。

  • 年上の女性相手に電撃的な恋に落ちた青年を描いた恋愛小説。登場人物それぞれが傷を抱えている、典型的な恋愛小説なのですが、やはりラスト30ページの急展開が心に残っています。

    伏線などもなく、本当にただの医療ミスで世を去った春妃。最後に優しくできなかったことと、そして春妃から妊娠を告げられなかった自身の若さ、頼りなさを悔やむ歩太。
    姉を力の限り傷つけ死に追いやってしまった自責にかられ、歩太との関係性も変化してしまった夏姫。

    皆が皆、悲しくて辛いラストですね。最後の一文、クロッキー張に春妃を発見した歩太の、「春妃があふれていた」という表現が今でも心に残っています。

  • 10年以上前に読んで以来、久々に読んでみました。当時は自分の年齢と歩太の年齢が一緒だったので、また違う視点で読むことができたかな、と思っています。しかし、なぜ筆者はあのような春妃の死を描いたのだろう??続編に何かエピソードがあったかな??また続編も再読してみようと思います。

  • まじで良かった

  • 十数年ぶりに再読。あの頃受けたやるせなさ?が再び蘇った。

著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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