天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

著者 :
制作 : 村上 龍 
  • 集英社
3.38
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本棚登録 : 7796
レビュー : 1057
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087484922

作品紹介・あらすじ

そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の"僕"は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、"僕"の心はもう誰にも止められない-。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。

感想・レビュー・書評

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  •  初めて読んだ村山さんの作品でした。その後”おいしいコーヒー”シリーズを少し読みましたが、春妃とかれんのイメージが重なってしまいます。初めて歩太と春妃が出会った満員電車のシーンで描かれた、春妃のイメージが強く残ります。

     精神科医師の春妃、始めは強い意志を持った女性のように思いましたが、すぐに心の中に抱えた弱さが見えてきました。年齢のギャップを越えた歩太の想いと、素直に答えられない春妃の葛藤。最後の結末はあまりにも急展開でした。

     この作品の後、”おいコー”を読んでいくと、性格は逆の頼りなげなかれんが強くなっていく世界がまた面白く読めます。

  • 何故これを借りようとしたのか(しかも予約までして)自分でもよくわからない。ただ読み終わったあと、自分の目に狂いがなかったことを快く思った。
    わたしが小説で書きたかったことなんてとっくにここで描かれている。狂おしいほどの恋心、突然の死と別れ。解説の村上龍や審査員も指摘の通りあまりにもベタだが、ここまで振り切れてベタな作品ってなかなかなくて、下手な細工を散りばめた小賢しい作品よりもぜんぜん素敵だと感じた。
    「ひとりの人間が死ぬたびごとに、ひとつの世界が滅んでゆく」ショペンハウアー
    この言葉が目に入った瞬間、わたしはどうしようもなく泣きそうになった。死は死んだ本人にだけ降り積もる不幸ではない。人は一人で生きているわけではないのだ。周りの人間、それも愛し合っていた者同士なら哀しむに決まっている。自殺がいけないのは誰かを世界に取り残してしまうからだ。滅びゆくのは死者本人の世界だけでなく、周囲の人々の世界もなのである。
    わたしが死んだら君の世界も滅びるのだろうか。
    解説の「小説はテキストのない翻訳」という持論が興味深かった。言葉にできない言葉を表すことが小説の試みだ。孤独を表現できる人が真に文章の上手い人なのだとわたしは思っているのだが、それは孤独というものが表現し難い、言葉を失うものだからなのだろう。
    むっちゃどうでもいいけど、『O嬢の物語』って会話の中に出てきて意外だった。

    人間は圧力釜。

  • とても純粋な恋愛小説。
    あまり恋愛小説に良い印象は持ってなかったが、本作は少し違った。
    解説にもある通り、あまり物語に大きな仕掛けなどせず、凡庸さに徹したことが理由なのかなと思った。

    物語としてはバッドエンドで、切ない読後感だったが解説を読んで、著者が伝えたかったであろう希望を感じ取ることができ、良かった。

    シリーズの他の作品も読んでみようと思う。

  • 【2014.1.23】再読
    瑞々しいというか初々しい。物語全体が綺麗で透明感のあるイメージ。久しぶりに読んでみると、後半はずいぶん展開が早いのだなぁと思わされた。そこはちょっとマイナスかも。
    初めて読んだ中学生のときは感じなかったけど、歩太の春妃への想いは本当に真っ直ぐで今読むと若干むずがゆい。でもそれだけ歩太にとって春妃は救いだったんだろうな。

  • 村上龍さんの「解説」にも似たようなニュアンスで触れられていたと思うが、非常にオーソドックスな恋愛の物語といった印象。ただ、それぞれのエピソードやセリフが非常にリアルというか、ドキッとするシーンが多く、一気に読んでしまった。

    --p.26
    「あんたまさか、これで美大をあきらめるつもりじゃないだろうね」
    --

    受験に落っこちたばかりの親のかっこいいセリフ。千住さんの親もたしか東京芸大に子供を入れるときに似たようなセリフで発破をかけたみたいなエピソードをどこかで読んだ記憶があるが、非常に男前というか、堂々としていていいと思う。

    --p.67
    正直言って、僕の中には夏姫への嫉妬がはっきりとあった。夏姫自信への嫉妬というより、それは、いまだに受験生である僕から見れば遊んでいるとしか思えない大学生活への嫉妬であり、金銭的なことで悩まなくてもいい夏姫の境遇への嫉妬であり、そして、会うたびにびっくりするほど大人っぽく、女らしくなっていく夏姫を、いつも取り巻いているであろう男どもに対する嫉妬であった。
    --

    もし自分が同じ立場だったら、全く同じ感情を持つと思う。なんというか、恋愛における嫉妬というのは、同性(にどのように思われるか)を意識したものであるので、そのあたりがうまく表現されていてドキッとした。

    --p.70
    「ねえねえ、どっちがきれいだと思った?」
    夏姫はふざけたような調子で訊いた。その中に潜んでいるかすかな真剣さに気づかないふりをして、僕はとぼけた。
    --

  • 先が何となく想像できる展開ではあったが、切ない気分が味わえた。
    死とは、誰もが経験することだけど、きっと意外と真剣に考えていないものなんだろうな。確率的にいっても。

  • ラストが衝撃的である。
    19歳の少年のもどかしい心情が
    ありありと伝わってきた。

  • 読後感が悪かった。生きる力が萎んでしまうような救いのなさ。読んだことを後悔した。
    本書を読んで呆然としている私とって解説(村上龍)は、この生命力を吸い取る魔術の極意、あるいは先ほどまで上演されていた舞台の裏方を覗かせてくれたような印象で気を紛らわせてくれた。

  • 偶然、19歳の予備校生、歩太は電車で乗り合わせた年上の女性に一目惚れする。
    名前も住んでいる場所もわからない彼女。

    その女性が偶然、精神的病を抱える父親の担当医でしかも偶然、ぼくの恋人の姉だということがわかる。

    非常に読みやすい、情景描写も浮かんでくる文体にのめりこみました。

    著者の本を知った1冊で、この後、著者の作品はすべて読んで切る。

  • 「作家は相違点から出発して、共通点を獲得しようとする。なまなましい現実的なディテールを、翻訳して、抽象性を手に入れようとするのである。翻訳の際にはさまざまな形の物語の構造を利用する。だめな小説は翻訳の自覚と技術が足りずに物語の構造のどれになり、良い小説は正確なディテールの組み合わせにより物語の構造からほんの僅かの自由を得て、それが読者に快感をもたらす。」
    と解説されるブンガクのことは脇においてやりきった恋愛小説
    ここまでされればわかりましたお好きにどうぞの境地
    ただ書かれた1993年を持ってしても
    本当にこの作品が「みずみずしい感性」なのか疑問
    いつでも古くありきたりで凡庸に感じられる作品だと思う

  • ドラマティックな展開で続いていくストーリー。そんなばかなと思う内容でも、ページをめくる手を止まらせない文章校正。すばらしい。
    著者には、愛する人たちがあなたにいるのなら、明日もあるさと思うなと言われた気がする。

  • 最後の数ページの展開が急すぎてついていけなかった

  •  「こんなにもまっすぐで切ない恋の話があっただろうか」「いやぁ、無いんじゃないのかい?」なんて自問自答。とにかくストレートな恋の話なので、好みは分かれるところだと思いますが、これはイイですよ。

  •  内容は軽くないが、文体は短め、軽めの短編恋愛小説。主人公が浪人生→大学生なので、生活感というか、生きていくことのリアリティーは薄め。
     あとは好き嫌いのレベルかなぁ〜。

     辛口に見れば、思春期後期の男性に特有な性欲の毒々しさが希薄。隠そうと、昇華しようとするも、その荒々しさは隠しきれないその感じ。清廉とした文体が却って似つかわしくないかなと。
     また、女流らしさか、春妃が歩太に惹かれた過程が見辛く、亡き夫の代償対象ではないのか、という穿ちが最後まで拭い去れなかった。

  • 少女漫画みたいなストーリー。
    読んでいてあまり感情移入が出来ず、父やヒロインの死の場面も、唐突だなあぐらいの感想で、どこか冷めた目で読んでしまった。
    映像作品は一切見ていませんが、小説よりも映像で見た方が感情移入しやすそうな内容だと思いました。

  • 内容紹介
    芸大を目指す浪人生・歩太は、満員電車の中で恋に落ちた——。8歳年上の精神科医・春妃との激しくも切ない純愛を描いた、直木賞作家・村山由佳のベストセラーを完全漫画化!!
    内容(「BOOK」データベースより)
    そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。

    内容(「MARC」データベースより)
    19歳の画家志望の予備校生、歩太と8歳年上の精神科医、春妃。二人は春もまだ浅いラッシュアワーの電車の中で、その"恋"に出会った。止まらない、もう誰にも止められない、この激しく貫く純愛。

  • 天使の棺から読み始めて、歩太の過去が気になり本作を読んだ。
    自分に正直になることは大事。本当に好きな人といれることってどれだけ大切で幸せなのかはよくわかる。
    だけど、やっぱり夏姫が可哀相。

    棺を読んで歩太の優しさにすごく心惹かれたけど、この話ではなんだか自分勝手に思えちゃった。恋愛は人それぞれだし、しょうがないのにな。

  • 王道の恋愛小説。切ない展開、結末だが、それでも生きていかなければ、という意思を感じさせるあたりに時代を感じる。

  • 歪んだ親子関係。そしてそれを癒すかの如くの恋。とても芸術的な作品です。

    • ているさん
      天倉永久さん いいねとフォローありがとうございます。私もフォローさせていただきますね!(*^^*)
      天倉永久さん いいねとフォローありがとうございます。私もフォローさせていただきますね!(*^^*)
      2016/09/01
  • 10年以上前にこの作品を読んだと言ったら、後輩に「号泣もんですよね!」と言われたのですが、全く泣けなかったし共感も出来なかったので、きっとあたしにはまだ早いのかもしれないと思いました。
    でも今また読み返してみても号泣も共感も出来ませんでした。
    どうやらあまり相性が良くないみたいです。
    作者がとびきり綺麗な恋愛を描こうとして酔っぱらいまくってしまった末の作品、というような気がしてならないです。春妃視点だったら違ってたのかな。そうでもないかな。歩太も春妃も夏姫もなんとなく生理的に受け付けませんでした。
    とりあえずこの作品でいちばん可哀想なのは春妃と夏姫の親だなぁと思ったのが新たな感想です。そう考えると春妃って大人のナリした子供ですね。止めることができたのは春妃だけだろうに、一緒に流されちゃったんですもんね…。

  • 切ないラブストーリー。

  • 最初、ベネッセの、無料で小説プレゼント、というやつに軽い気持ちで申し込んで手にした本。初めて読んだとき、は?と思った。なんだかありきたりな気がして。それに、性描写が露骨で、当時中1の私にはハードだった。笑
    終わり方も、はるひが死ぬ必要があったのか、自分の生み出したキャラを殺すって、どんな神経してるの、ただ読者を泣かせたいだけじゃん、
    それが一巡目の感想でした。

    けど、高校生になり、他の本もたくさん読んで、ふと、また手にしたこの本。涙が止まらなかった。やはり、この方は、文章、表現がスバ抜けて綺麗だと思った。こちらも場面が詳細に思い浮かぶし、淡い、はかない。みずみずしく、いたい。

    最後の、はるひのデッサンを眺める様子が、とくに辛かった。
    何度も読むことで、より味がでる。こんなに読む度に、受ける感想が違う作品はなかなかない気がします。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。
    19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。
    高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。
    第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。
    みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。
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    ...えっ?何これ?
    すべてが唐突でご都合主義すぎじゃない?

    残念ですがこれが読後の最初の印象。
    人がたくさん死にすぎるし、それが全部唐突すぎるし現実味がない。

    一目ぼれ、はなくはないと思うし
    その人とあとで偶然出会って知り合いになると言う展開もないわけではない。

    でもなんだかあまりにご都合主義。
    ヒロインと元カノの関係も、なんだか下手なドラマみたいで...

    韓国ドラマ的なベタな展開、って言う印象でした。
    (あまり見たことないので違ってたらごめんなさい)

    でもそれはそれで、そんな韓国ドラマが逆に新鮮で人気が出たことからも分かるように、
    彼女のこの本もそう言う魅力はあるのかも知れない。

    でも何と言うか...
    登場人物への扱い方が、雑に思えて仕方ない...

    主人公、歩太のキャラもなんだか掴めないし。
    その母親も元気なのかそうでないのかよく分からないし。
    元カノはモテる設定であるようですがそんな魅力的に感じないし。
    恋のライバル、ナントカ医師は典型的なアホ男すぎるし。

    何よりヒロインがあんな扱いだからなぁ...
    このヒロインだけは毅然としていて魅力的だっただけに、ラストの雑さに唖然...

    それも含めて、なんだかきれいに書こうとしすぎてる感じ?
    とにかく話を終わらせようとしたのでは、とさえ。

    新人賞を取ったと言う話ですし、まさに賞のために書かれたような印象でした。
    読者のため、じゃなくてね。
    枚数制限ありますもんね、賞には。

    ただ、その賞を取った時も、選考委員の五木寛之さんはこう評したそうで。

    「よくこれだけ凡庸さに徹することができると感嘆させられるほどだが、
    ひょっとすると、そこがこの作家の或る才能かも知れないのだ」と。

    「尖った才能というのはほどほどのもので、鈍さはその上をゆく才能だ」と続く、そうです。

    そしてそう言われたことを、作者はこう語っています。
    「真正面からの直球勝負って、衒いを覚えて、する人があまりいない、できる人がいないんです。
    でも私は、その気になればできちゃう(笑)。」

    ...へー。
    「私は出来ちゃう(笑)」って...(笑)
    いやこれ以上は作品関係なくなるのでやめておきます(笑)

    でも、そうは言ってもですよ。
    この作品は映画になったそうで、映画として見ると泣けるかも。
    ただそうなるともう少しラストへの前振りが欲しかったなぁ...
    突然すぎるからなぁ...

    でも続編もあるそうなので読んでみよう!
    こっちは評価高そうだし、それでこの作品の印象も変わるかも...

    こちらは何と言っても20年近く前の作品ですし、まだ粗削りなのかも...
    続編に期待します(● ´艸`)

  • 八歳年上の精神科医に恋をしたアユタの取り巻く環境が、あまりにもキレイで、繊細で、悲しくて、胸が締め付けられた。
    残された側の悲しみ。それでも、あんなに心から愛する人がいたこと、その人と思いあえたことを胸にしまって、生きなければならない。
    悲しいけど、一方で生きようとしている自分の感覚が、痛いほど共感できた。

  • その恋は、暖かな春の一目惚れから始まった。

    シリーズが完結した機に再読。中学生の時に初めて読んで、自分も二十歳過ぎたら、こんな本気の恋をするんだろうと考えていた、少し恥ずかしい記憶が蘇ってきた。
    王道といえる恋愛小説。子どもの時は主人公・歩太に感情移入していたが、春妃の年齢になって読んだ今回は、歩太の真っ直ぐすぎる想いに、彼女同様、戸惑いを感じた。読み直したことで、本当に主人公の等身大の気持ちが描かれていたんだなと思った。
    シリーズでいうなら、この話はプロローグ。これだけだったら、よくある純愛ものだが、この後が描かれることで、深みを増して単なる恋愛小説の枠を越えていくのではないだろうか。

  • 正確には、これを読むのは今が始めてではない。購入は2001年、もう12年前。親友に薦められたのが、村山由佳さんの著書に出逢ったキッカケだった。先日本屋で、最終章なるものが新刊として並んでいるのを見て思わず手に取り、引き寄せられるように購入した。だから、読み直すことにしたのだ。30歳を前にした年齢で読んでみたいと思って。
    浪人生の歩太と、満員電車で出逢った1人の女性。そこから静かに、でも確実に運命の糸は絡まって、世界は動き始める。歩太の彼女の夏姫、母との恋人、心の病に伏し入院し続けている父。好むと好まざるに関わらず、時間は動いていく。それがたとえ歩太が望まない方向だったとしても。
    触れずにいられない、そばで生きなければ半身をずっと持っていかれたまま。その感覚はとてもよくわかる。だからこそ、それを失う、もぎ取られる痛みを想像できなくて、怖気すら覚える。歩太はそれでも生きなければならず、そしてそれは誰にでも当て嵌まることなのだ。言葉にするのは簡単だ、とわかってはいるけれど。

  • 恋した相手が彼女の姉ではありましたが、純愛小説でした。途中までよかったのに、いきなり春姫さんが亡くなってしまう終わりかたは、なんだか無理矢理話を切なくしただけ感が否めなかったです。

  • 乗り越えて温めて始まった恋の終わりがあまりに突然であっけない。

    なんで?
    なんで??
    って何回も言ってしまった。
    でも現実もこれくらいあっさりと残酷にやってくるものだろう。その時わたしは耐えられそうにない。誰もきっと耐えられない。
    かつてそこにあった愛の思い出だけがかろうじて人を支えることができるのかも。

    面白かったけど、歩太の気持ち考えたら悪夢みたい。
    早く夢から醒めたい。切ないというより苦しい。

    こんな終わり方はいやだ

  • 有名な恋愛小説なのは知ってましたが、実は今まで未読でした。

    非常にオーソドックスな恋愛小説でした。
    いい意味でも、悪い意味でも。
    ラストも好きな方はすごく好きな終わり方でしょうけど
    ダメな方はダメでしょう。
    ラストは中盤で読めてしまいますし、終盤へのもっていき方に
    若干無理は感じるのですが、そこはみずみずしい文体と感性で
    上手くまとめられています。

    映画化もされているようですが、逆に映像化したら
    つまらない内容だと思います。
    これは文章のみで楽しんだほうがいい物語でしょう。

  • 恋愛小説です。

    普段、恋愛小説をよまない自分からしたら
    感動の一冊。
    切ない系。
    涙もの系

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著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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