もう一度デジャ・ヴ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.30
  • (94)
  • (139)
  • (495)
  • (59)
  • (13)
本棚登録 : 1566
レビュー : 147
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087485158

作品紹介・あらすじ

テレビに映し出された風景に僕は覚えがある。行ったことはないのに、確かにこの情景を僕は知っている-。高校2年生の矢崎武志に起こったのは既視体験デジャ・ヴ。彼は意識を失う度に、はるか昔、生まれる前の世界を体験する。その世界で彼は戦国の忍びの一族だった。前世で何があったのか、なぜ過去を追体験するのか。運命の人に再び出会うため、時空を超えて駆ける永遠の恋のリフレイン。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 生まれ変わり、輪廻転生を題材とした話。
    この人はこう言うSFチックな話も書くのかと少し驚き。

    ページ数も少なめで、サラサラと読めます。
    北村薫氏のリセットを軽くした様な。

  • 光が丘西高2年陸上部の矢崎武志はテレビ画面に映された一度も行ったことのない土地の風景に見覚えがあった。その既視体験(デジャ・ヴ)の理由は彼の前世にあった。意識を失い戦国時代の前世を追体験するごとに過去から受け継がれた現世の意味を理解していく。前世の運命の人と現世で再会することはできるのか。

    あのおなごにくり返しめぐり逢うことが、おぬしの運命。なれば、おぬしらを引き合わせる役目こそがわしの運命よ。

    本書は村山由佳の代表作「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズへの伏線となるサイドストーリーとして読むことができる。

  • 前世の話。

    時代物に近代が混ざっている。
    決められているのは面白くないので、運命はいらないと思った。

  • 1998年(底本1993年)刊行。「おいしいコーヒーのいれ方」のスピンオフ?作品。なんだかなぁ、という感じ。年上女と年下男の関係がねぇ…。正直、女流作家のあざとい展開(正直、妄想ぎみで)に辟易。また、時代劇というのも…。完全な時代考証は不要だが、それにしても…。明治時代くらいに落とし込めば、多少ましになったかもしれないが。ps.逆ですね。出版順からすれば、「おいコー」に本作の設定を持ち込んだんですな。

  • 村山由佳さんの処女作。
    カットバック方式で進む物語。
    ファンタジーで少女漫画のような素敵な恋愛小説。

  • 15年以上前に読んだものを再読。当時は「おいしいコーヒーのいれ方」のサイドストーリーになっているとは知らず、運命の恋人と出会う輪廻転生の繰り返しをテーマにしたファンタジーテイストに抵抗を感じたと記憶しているが。今回改めて読み直すと物語の厚みを増す形で楽しむことができた。サイドストーリーの方が作品としては古いことも興味深い。
    200年前と現在とのリンク。登場人物のほとんどを身近な人物と重ねるのはちょっと強引であるが、それを知った上で読むのも面白い。
    はやて→矢崎武 おりん→桐島先生 嵐→狩野 凩→小林 夕凪→小島夕子 鬼蔵→大仏

  • おいコーのあとがきで矢崎くんの話が書かれていると知って読みました。なるほど、こういう訳なのね。面白かった。こっちには勝利は出てこないけど。「最後に必ず引き裂かれる運命」だった2人がようやく結ばれるのですね。おいコーでは幸せそうなので嬉しい。

  • ページ数が少ないのですらすらと読めました。エピローグの最後の台詞「きっと、思い出させてみせます」にこの作品のすべてがこめられていると感じました。

  •  ロマンチックだわねえ。さすがに前世とか生まれ変わりとか、信じられない年代になってしまいましたが、心の奥では信じているのかも…。

     映像にしても面白そうです。

  • 少女漫画が小説になったようなテンポの良い作品です。誰が誰の生まれ変わりかすぐに分かるような人物配置で、頭を使わずにさらっと読めるところも良かったです。
    ページ数が少ないので書き込まれた話ではないぶん物足りないような気がしなくもないですが、輪廻転生のテーマとしては厚いので薄っぺらな感じはしませんでした。
    現在と過去が交互になる章運びも飽きが来ませんでした。だらだらした文章がないからこの薄さで満足できる作品になったのかもしれないですね。
    あとで「おいしいコーヒーの入れ方シリーズ」を読んだ時に、矢崎が出てきて得した気分になりました。
    とりあえず保健の先生は何て名前なんですかね、気になります。

全147件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

もう一度デジャ・ヴ (集英社文庫)のその他の作品

村山由佳の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

もう一度デジャ・ヴ (集英社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする