分身 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 12680
レビュー : 1031
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087485196

作品紹介・あらすじ

函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。最近、自分にそっくりな女性がテレビ出演していたと聞いた-。小林双葉は東京の女子大生で20歳。アマチュアバンドの歌手だが、なぜか母親からテレビ出演を禁止される。鞠子と双葉、この二人を結ぶものは何か?現代医学の危険な領域を描くサスペンス長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 若く美しい二人の女子大生が、
    利欲と野望にまみれた大人達に翻弄され苦難に遭いながら、
    自分達の足で運命を切り開いていくお話です。

    二人の女の子は育ちも性格も全く異なります。
    函館の大学教授の家庭で育った清楚で可憐な鞠子。
    東京で看護婦の母と二人で暮らす闊達なアマチュアバンドの歌手 双葉。

    住む場所も異なるし、会ったこともない二人の共通点は、
    レモンを皮のまま丸かじりすること。

    ある日、双葉のテレビ出演を機に、二人の運命が大きく動き始めます。
    鞠子は母を火事で失い、双葉は母を轢逃げで失います。

    二人は母の死をきっかけに時を同じくして自分の出生に疑問を感じ始めます。
    それぞれ協力者の力を借りながら、徐々に真相に迫っていきます。

    そこには、出会ったことのない二人を繋ぐ無数の共通項が見えてきます。
    やがて自分の存在価値を見失う驚愕の事実を知ってしまうのです…。

    真相はタイトルで半分ネタバレしています。
    結末も最後は読者の想像に丸投げした感はあります。
    でも東野圭吾の作品てみんなそうでした。3~4冊しか読んでませんが。

    でもでも、登場人物が次々と不幸な目に遭いながら、
    それを次々と乗り越えていく達成感みたいので読ませられます。
    気付くと本作品も一気に読了しました。

    東野圭吾、底は浅い、かも。
    でも、これでもかこれでもかとスキャンダラスネタで読ます
    「哀しみのサディスト」。

  • 長澤まさみでドラマ化されるというので再読。代理出産とか20年前に取り上げている事が凄いですね。そして、抜群のリーダビリティ!この作品で著者の作品にはまり、白夜行で完全に魅了された。最近たまにアレっていう作品があるのが残念。

  • レビューはこちら(^_^)↓
    http://ameblo.jp/ninjin1234/entry-10729058284.html

  • 色々入り組ませても、はじめから結論は分かっていたので。

  • ネタバレするとマズイので多くは語らない。この作品に関しては、あらすじや解説を読むことなく真っ白な状態で読み始めることをおすすめするし、その方が楽しめると思う。
    女子大生の鞠子と双葉、二方向からの視点で物語は描かれている。全く縁の無い二人に襲いかかる不可解な出来事。そして無数に散りばめられた謎の先に見えてくる結末。その答えを知った時の興奮はたまらない。非常に読みごたえのある作品です。

  • すごく面白かったけど、読んでるうちにどっちがどっちなのかこんがらがって頭が???
    天涯孤独になったふたりはその後どうなったのかな。
    あと、あの代理母の奥さんは助かったのかしら。

  • 楽しく読めた!晶子さんがクローンに対して自分の老いを感じるという事を激しく語ってきたところに、そこ?となってしまった。
    最後の終わり方がシンプルなので、この先世間にバレるのか?など気になる事たくさん。

  • 火事から救い出したのが父ではなく母だった。育てるということによって生まれる母性の存在に何とも言われぬ幸せな読後感がありました。ラストまでわくわく感があって、読み応えがありました。

  • ラストで泣いた。
    ページをめくりながら、「ああ、あと数ページで終わってしまう...」とドキドキしながら読みました。
    鞠子の家が炎上したとき、その直前で連れ出したのが鞠子のお母さんだったというのが...。
    そして、鞠子が建物を抜け出したところで、双葉とようやく会えた。あの場面でまた涙した。
    終わり方も、まだ続きがある...ような、想像が膨らむ終わり方で良かった。

  • 先が気になり、一気に読んだ作品。医療技術の是非についても考えさせられる。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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