分身 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 12686
レビュー : 1031
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087485196

感想・レビュー・書評

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  • 序盤と中盤にかけて次々と浮上していく謎、ハラハラドキドキさせるような展開。楽しみながらあっという間に読み終えることができた。 ただ残念な点は、映画のような結末だったこと。もう少し余韻に浸れるようなラストであって欲しかった。

  • かなり早い段階でネタバレしていたものの、飽きさせずに最後までひっぱる筆力はさすが。自分と瓜二つの外見を持つ、「分身」の存在を知った二人の女性が、それぞれの出生の秘密を探って北海道と東京から糸をたぐる。それぞれの母の不審死、執拗に消された過去、ふたりに迫る身の危険などなど読ませる要素がたくさんあって楽しめた。

  • ストーリーもよくある感じだし先もなんとなく読める、んだが、面白かった。やはり文章がうまいってことなのかな。

  • 映画化された天空の蜂も同様ですが、題材にされるタイミングが、あまりにも早くて、ものすごく時代を読み解く視点が鋭いなと感じます。
    体外受精や代理母何て言葉が使われるようになって久しくもありますが、当時こんなことまで想定する人がいたのだろうか。
    こんな風に可能性も含めて世の中を見渡せるようなアンテナがほしいと感じました。
    作品としては面白く読みましたが、登場人物の心象風景の描写は、今の方がずいぶんと優れてるなぁなど少し上からの視点も持ちました。

  • 遺伝子の話が少し難しかったけど一時期話題になっていたクローンの問題についてまた考えさせられた。実験のつもりが母性本能のため中絶する予定を産んでしまった母親の元に生まれたクローンと、好きだった女性が自分の子どもになるという父親のエゴのせいで生まれたクローン。その真相を知り心中するほどに悩んだ妻が可哀想だと思った。クローンはそれぞれ感情があるが生まれてきた形のせいで実験する人達から人間のように扱われていない。クローンとしてもし本当に人が作られてしまったら本人たちや、クローンの元になった人は自分をどう捉えたらいいのか。科学が進歩するのはいいことだけど命に関わることはどこまで進めてよいのか、難しい問題だと思った。

  • クローンの話。
    あまりこれと言って訴えかけてくるものもなく。。。

    ただ、鞠子が自分の母親に冷たくされていると感じて、のちにそれは自分が母親ではない別の人のクローンだからかと納得するけれど、実はお母さんはクローンかもしれないと疑い自分の娘を愛しきれない自分を責めていたということに母の無限の愛を感じた。

  • 分身好きな人は変身、宿命も好きそう

  • ありきたりなストーリーだが、なかなか面白かった。

  • 鞠子と双葉が少しずつ真実に迫っていく様にハラハラドキドキ。内容は予想出来てしまうが、そこに至るまでの二人の心の動きに魅せられる。鞠子の父は人間として最低の事をしてしまったと思う。全てに決着をつけるとか遅すぎる。夫の愛した女の子供を産まされた妻の絶望感はいかばかりか。懺悔を本のカバーの裏に書いたのはよかった。この本の表紙も読んだ後でなるほどと思った。

  • 分身というタイトルからいろいろ想像できるので、
    そんなに大きな驚きはないのですが、
    2人の視点で進められる物語が、
    どこかでリンクしていて、だけどすれ違って、
    というもどかしい状態が続いていく。

    そこに読む意欲みたいなものが触発されて
    どんどん面白くなっていく。

    いかにして相手と会ったのか、
    そこにワクワクすることができれば、
    すごく楽しめる作品だと思います。

    医療モノとしての新しさはすでに薄れているかも。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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