分身 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 12603
レビュー : 1027
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087485196

感想・レビュー・書評

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  • 長澤まさみでドラマ化されるというので再読。代理出産とか20年前に取り上げている事が凄いですね。そして、抜群のリーダビリティ!この作品で著者の作品にはまり、白夜行で完全に魅了された。最近たまにアレっていう作品があるのが残念。

  • レビューはこちら(^_^)↓
    http://ameblo.jp/ninjin1234/entry-10729058284.html

  • ネタバレするとマズイので多くは語らない。この作品に関しては、あらすじや解説を読むことなく真っ白な状態で読み始めることをおすすめするし、その方が楽しめると思う。
    女子大生の鞠子と双葉、二方向からの視点で物語は描かれている。全く縁の無い二人に襲いかかる不可解な出来事。そして無数に散りばめられた謎の先に見えてくる結末。その答えを知った時の興奮はたまらない。非常に読みごたえのある作品です。

  • 北海道と東京という違う場所で違う時期に生まれたふたりの女性の外見が瓜二つ。その出生の秘密に迫る医療ミステリー。
    長編だけど途中で読むのが止められなくなる感じでした。怖かった。ホラーのような怖さではなく、医療が人が踏み入れてはいけない分野に足を踏み入れてしまったことによる怖さ。人のエゴから生み出された苦悩や悲しみ。実際にはないことなのだろうが、近い将来、技術的には可能なことなのかもしれないと思うとゾクッとした。不妊治療はあるべき医療だと思うけど、その先は倫理的なストップをかけないとこんな事態がいつか起こっても決して不思議ではないのかも。
    小説としては最後まで描かれていなかったことが少々不満。それでこの先ふたりはどうするのか?どう生きていくのか?そこまでちゃんと描いてほしかった。

  • クローン技術を題材にした作品。

    まりことふたばが、自分がクローンなのでは?と気づき始め、その技術の成功例として、科学者たちに追われる。

    コピー元の晶子さんの、二人に対する嫌悪感はわかる気がする。

    自分自身を見る、目の当たりにさせられるのは不快だもの(*´・ε・*)

    ラストはまりこ父がカタをつける。

    自分自身、晶子さんが好きで、コピーが欲しくて妻に黙って産ませたなんて、鬼の所業すぎる。

    責任とって最後は、施設などを燃やすけど、それが冒頭のまりこの家の火災とがだぶりました。

    ふたりは最後に出会うけど、協力して強く幸せに生きていて欲しいです。

  • クローンが実際に自分だったら…?って考えたら、怖くなった。このクローンの双子がその後どうなっていくのか気になる。

  • いわゆる「双子」ではない、同じ遺伝子を持つ、1歳違いの同じ容貌の女性二人の、自分たちの存在の謎を解いていく。
    二人の女性の名前は「鞠子」と「双葉」。
    奇しくも、本書より前に夏樹静子作「茉莉子」を読んでいた。体外受精によって誕生した二人の女性が登場し、そして誕生の謎に疑問を抱くという、ストーリー的に酷似している上に、主人公名も「茉莉子」であり、「鞠子」である。そのため、この「分身」を思い返す際には「茉莉子」とオーバーラップしてしまい、曖昧になってしまう部分がある。
    ただし、決定的に相違しているのが、同じ遺伝子をもつ二人の人間が作られた医学的手法、片や純粋な「体外受精」であり、片や不純な「核移植」である。
    認知されていない核移植により誕生させたクローン人間を、さらなる己のエゴのために利用しようとする人間たち、誰が善良で誰が悪人なのか、難病を克服させるためには必要悪といえる研究であったのか否か。
    当事者にとって、モラルを排除することが大きな罪悪だと責めることができるのか。様々な観点から多くの問題が提議され、考えさせられ、いろいろな意味でかなり高度な読み物であった。

  • クローン人間として生まれた二人の女子学生が、自分の出世を探っていくストーリー。
    交互に語られるので、それぞれの視点からせまっていくことができておもしろい。
    登場人物も、なにか裏がありそうに思えて、それがまたおもしろい。
    主人公たちとともに少しずつ真実にせまりながら、人間の命についても考えさせられました。

    クライマックスはぞくぞくしました。

  • なかなか難しい本でした。そして、切ない。

    レモンをかじる描写が度々あって、そのシーンが好きでした。
    そして主人公の一人が、赤毛のアンが好きと言う設定も良かったです。

    過酷な運命にさらされた双子の物語。それも凄い美人の双子です。

  • 鞠子と双葉、二人の主人公が自分たちの出生の秘密に迫っていく過程を交互に展開していくサスペンス。 続きが気になってどんどんページをめくってしまいます。 家族について考えさせられる作品。

著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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