神鳥イビス (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 321
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087485318

感想・レビュー・書評

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  • この作品と、赤江瀑の「禽獣の門」を続けて読むとちょっとした大型鳥類恐怖症ができあがるのではないかと(笑)

  • 明治の女流画家の絵を元に本の装丁を手掛けることになったイラストレーターの葉子。元の絵は朱鷺を描いたもの。異彩を放つ絵の秘密を探ろうと、本を書いた男性作家・美鈴と共に調査に乗り出す。
    調べているうちに怪しい村に辿り着き、そこで朱鷺のような恐ろしい鳥に襲われるという話。
    ヒッチコックの映画を彷彿とさせる。
    女流画家のどこかミステリアスな生き様、不思議な絵、それに巻き込まれていく主人公たちの周辺が、くどくないぎりぎりのラインで書かれていた。

  • 先に女性監督が戻ってきているので、どうせ主人公たちも戻れるんでしょうとあっちの世界での事は怖くなかった。
    物語はあそこで終わったけど、では件の女性監督のその後はどうだった?そう考えると怖いのはここからなのかも。

  • うわあ。
    怖くて一気読みしたのに、
    終わらない。
    怖いよ。

  • 民話的な香り漂う作品。
    雰囲気良し、題材良し、恐怖描写良し。
    で、満足かと思いきや…。やっぱり男性キャラのアクが強すぎてそこが鼻についた。キャラクター小説ならいざ知らず、恐怖メインならそこはニュートラルであって欲しい。ストーリー展開で恋愛に発展するんだろうなぁ的なのいらないし、最初は反発してた男女が最後には結びつく展開は手垢がつきすぎていてうんざりです。
    それを差し引いても「朱鷺飛来図」の謎が明らかになるシーン等ゾクっと要素は好み、楽しめました。

  • イラストレーターの葉子は仕事に行き詰まっていた。人気もあり今まで順調にこなしてきたが 30を過ぎてから美少年美少女を描くのに抵抗を感じるようになってきた。
    新しい事に挑戦し殻を破りたいと思った矢先、ある絵を元に小説の装丁を描いて欲しいとの依頼が来たが…。

    女版オタクと言われてしまったイラストレーターと、ハードボイルド作家には見えないむくつけき男のコンビが謎多き画家の足跡を追う。
    咲き乱れる牡丹の花に飛来する朱鷺の群れ… 美しい薄紅色の絵画に魅せられた二人は追跡の果てに何を見たか。
    異色ホラーとのこと、確かに最初から不気味な空気が漂っています。二人の様子がシリアスさの欠片もないので
    読み始めはちぐはぐに感じたが、後半はそんな姿にほっと一息つけて、かえって良かった。
    上手い作家さんは読者の想像をかきたてる。神々しくも恐ろしい風景が目に浮かぶようです。

  • ひたすら怖い。読み終わった後、少しの間、窓が怖かったw

  • いつも通りのせっちゃん

  • 後半おどろおどろしい描写はあって、ひたひたと迫って来る恐怖は感じたけど、そこまで怖くなかったかな?
    イラストレーターの葉子と、バイオレンスとエロが売り物の流行作家美鈴のコンビが面白かった。
    葉子は金髪ヴィクトリア風のイラストが売りなのに、逞しくてクール、一方の美鈴は大きな身体なのにちょっとお調子者で情けなくて、この2人のやり取りがユーモラスだったから、怖さが薄れたのかな。

  • ちょっとトンデモB級パニックムービーのような話でしたが、鳩より大きい鳥が怖い私には恐ろしすぎた。
    そしてあんなに頑張れない、無理無理。

    主人公が苦手で読むのに時間かかった…。
    美鈴さんのほうが好きだな。
    結局二人はとりつかれたままなのか?ヤだな~鳥。

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著者プロフィール

1955年、東京都生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。97年『ゴサインタン‐神の座‐』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞、15年『インドクリスタル』で中央公論文芸賞を受賞。ほかの著書に『夏の災厄』『美神解体』『静かな黄昏の国』『純愛小説』『長女たち』『冬の光』『竜と流木』など多数。

「2018年 『インドクリスタル 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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