BAD KIDS バッド キッズ (集英社文庫)

著者 :
制作 : 音部 訓子 
  • 集英社
3.40
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本棚登録 : 2404
レビュー : 262
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087486285

感想・レビュー・書評

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  • メインキャストが高校生の男女。
    ジャンルは、たぶん恋愛小説。

    …なのに、その2人の関係が異質。
    恋人ではなく、かといって友達というのかも微妙。
    そんな印象を受けました。

    複雑なバランスで保たれているからこそ、美しいんだろうなぁ。

  • 20歳年上のカメラマンとの関係に悩む女子高生の都と、同性の友達を好きになってしまった男子高校生隆之、交互に視点を変更して物語は進んでいく。
    常識ある大人からすると、不良というレッテルを貼りたくなってしまう子供ではあるが、悩み壁にぶつかりながら進んでいく様子が痛くて切ない。
    最後は、それで、その先はどうなったの?というところで終わってしまったので、星は3つにしようかと思ったけど、風景が脳裏に浮かぶかのような繊細で綺麗な描写に☆を1つ追加してこの評価にしました。

  • 久しぶりに読み始めて1日で読了。すごく惹きこまれた。

    都ほど私は人目を憚らない訳ではないが、私と通じるものがあった。
    都と隆之の関係にあるような、傷を埋めあう関係に似たものも知っている。私はそれを(以前のものとはまったく違うと自覚しつつも)恋だと思ってたけれど、違ったのかしら?

    村山さんのテンポ感に完敗です。降参。

  • もう一作の海を抱くという副題が付けられている書から読んでしまっていたので、本作品を読み始めたときに、あれれ?一度読んだかな・・という感覚が。
    同じシチュエーションで違う内容を書いていたのでしたが、こちらのほうが新鮮な感じかな。

  • ピアノがとても良かったです。村山由佳さんは、映像型の作家さんだと思います。

  • 世界的指揮者を父に持つ女子高生工藤都は写真に情熱を注ぐ。ラグビー部の鷺沢隆之を被写体に写真を撮っているうちに彼が同部の宏樹を好きになっていることに気づく。宏樹は事故で死んだ兄の婚約者と付き合っていた。都は20歳も年上の北崎と深い仲になり妊娠する。都と隆之は親友となる。都は北崎の子を妊娠してしまい堕胎に臨む。

  • 20歳年上のカメラマンとの、恋愛とも依存ともとれる関係に揺れる女子高生の都と、同性の友人に恋心を抱く男子高校生の隆之。
    二人の視点が交互に入り、話が進む。

    都と関係を持つ20歳年上の男・北崎は、ハタから見ているとかなりのクズなんだけど、都はどうしても彼に惹かれてしまう。離れようとしても求めてしまう。逢えば屈辱的な扱いを受けるのに、それでも彼を求めてしまう。
    それがいたたまれなくて切ない。
    一方の隆之は、これはもうただただ胸が詰まる。想いを打ち明けたいのに打ち明けられず、意中の相手が別の女性(兄の元カノ)と付き合うのを眺めているだけ。
    隆之と都は、軽い身体の接触があるんだけども、何方かと言うと戦友というか親友と言うか、そんな感じ。

    都は北崎の子供を身ごもるんだけど、降ろす直前で心変わりする。
    その後はどうなったか書いてない。
    このまま産んでもあまりいい方向に行くとは思えないけど、止めないのはやはり、心の奥で北崎を、家族を、都が求めているからだろうか。

  • 青春小説。
    ドラマにありそうなベタな展開で、王道の物語なのに、先が気になって読む手が止まりませんでした。
    思春期の子ども達の心理や考え方がとてもよく表現されていて、青臭い大人でも子どもでもない中途半端な自立心が大人の都合や同級生同士のいざこざに翻弄されるのが興味深かったです。

  • 同性愛が扱われているということで興味を持ち、読んでみた。叶うことのない恋に悩んでいる描写は忠実で、さすがだなと感心しながら読むことができた。納得のいく結末かどうかと聞かれるとビミョーな感じだった。

  • 本作品に登場する高校生達が現代の高校生の姿ならば、自分の高校生時代がなんと子供っぽかった事か。

  • ラグビーのチームメイト・宏樹を狂おしく想い続ける隆之、18歳。20歳の年上のカメラマン・北崎との関係に傷つく都、18歳。それぞれの悩みを共有しながら、ピュアな生を疾走する、みずみずしく切ない青春小説

  • 隆之、いつか報われる恋ができるといいな。
    いつも周りのことに気が付くせいで、自分のことが後回しになってしまうのは、切なかった。

  • 甘酸っぱくはない青春小説。
    恋愛ってなんなのか考えさせられる本だった。

  • 好きな作品。
    以前読んだっきりなので、再読して感想書きたい。

  • 村山さんの作品に期待したキュンキュン感足りなかった・・・。

    いたいたしい気持ちになってしまいました。


    才能は、なにかがあるのではなくてかけている、という言葉が残ったかな。

    なにかを捨てるということはとても大変。
    意味のないものはパット切ることができるのだろうか。


    高校生のときに、おいしいコーヒーのいれ方を夢中で読んだけれど、
    今よんだら感想はきっと大きくちがうのだろうなと感じた。
    ショーリっていうのばし呼びに憧れてた笑

  • チクチク痛い青春。

    都と隆之の、恋愛でも友情でもない
    特別な関係に惹かれた。

  • 「人より少し得意なだけで、いい気になって自分には才能があると勘違いするな」
    「人より少し得意だということを、才能と呼ぶのではないでしょうか」

    前者の言い分も勿論わかるけど、私はやっぱり、後者を信じて生きていきたい。

    思春期に悩みそうなことが詰まってる、そんな感じの一冊。村山由佳さんの作品では、1番好き。

  • 恋愛が、彼のひたむきさが怖いと言った響子の気持ちすごく分かる。恋愛の出会って愛して別れてその一連の流れを経験してしまうと、いろんなことを知ってしまうと、その経験が怖さになってしまうんだな。人を愛することって難しい。

  • 当時中学生だった私はこの本の高校生の大人っぽさに憧れを持ちました。

  • 10年前に出会ってたらどんな感想を持っただろう、何か違ってただろうか。都と隆之と同じ世代にどんどん読んでもらいたい。

  • 夏のお話。少し切ないかな

  • 多分、自分が女性に惹かれていると確信してから比較的初めて読んだ本。それは、大学生の頃。
    わたしは、気づかないふりをして過ごしてきたけれど、この本を読んで懐かしい気持ちになった。あ、自分もそんな気持ちになった事がある、と。あれは恋だったんだなって。

    当事者の中高生に読んで欲しい一冊です。
    人に惹かれるその気持ちを大切にしても良いと思える一冊だと思います!

  • 20歳も年上のカメラマンとの関係に苦悩する都は高校の写真部長。彼女が絶好こ被写体と狙いをつけた隆之は、ラグビー部の同性のチームメイトに密かな恋心を抱いていたり傷つき悩みながら、互いにいたわりあうふたり。やがて、それぞれに決断の時を迎える。愛に悩み、性に戸惑いながらもひたむきに生きる18歳の、等身大の青春。

  • 読後感は爽やかで悪くないです。ピアノの綺麗な音が聞こえるようなラストシーンでした。都と隆之の今後は置いておいて、村山作品の青春ものに後味が悪いものってないなぁと思います。
    正直高校生がこんな男女関係を築くことはできないだろうなとは思いますが。
    都が北崎を好きなのは本能が欲しているのかもしれないですね。北崎が都の理解者になれるとは到底思えないのですが、2人が素直になったら少しは変わるのでしょうか。

  • 初の村山由佳で初めての恋愛もの(高校生が主人公というのもあまり読まない)


    高校生で、恋愛描写あって、てこれしか読んでないしこれが一番かも
    内容は、男女の恋とは言い切れないけど笑

    いや普通にある 高校生 恋 と銘打たれた本は読めねえ。

  • 中学生か高校生の頃に読みました。
    思春期の揺れる心が手に取るように見える。
    色々と共感したり引き込まれた。
    登場人物ひとりひとりが、人間らしくて愛着がわく。
    揺れる時期に、このような関係の友人がいると幸せかも

    今でも読むと、その頃を思い出す。

  • 20歳も上のカメラマンとの関係に苦悩する都は高校の写真部。絶好の被写体とめをつけた隆之はラグビー部の同性のチームメイトの宏樹に恋心を抱いている。傷つき悩みながら互いにいたわりあう2人の物語。

  • 20歳年上の彼に苦悩する女子高生と同性愛の少年。

  • 大人になりきれていない青春時代に年の差や同性愛などさまざまな愛情のかたちに苦悩する様は痛々しくも優しい。

  • 青春物で共感出来ないかと思っていたが、若さの力、10代の頃の純粋さを思い出させてくれた物語だった。その後が知りたい‼

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著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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