猛き箱舟 上 (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087486360

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻読みました。

    ハードボイルド。

    男じゃないせいか?、上巻半分くらいまですごく読みづらかったのですが、その後はぐいぐい読めました。
    哀しい物語ですね。

  • 一気に読んだ。面白かった。
    ただ、主人公が復讐を決意する心理をもう少し詳しく書いてほしかったのと、そのせいか主人公が決意して以降、いきなり厳重な警備をかいくぐった暗殺も余裕のスーパーマンになっていることを素直に理解できなかったこと、さいごの復讐についてももっと書いてほしかったところが残念だった。

  • あの「灰色熊」のような男になりたい。
    香坂正次は胸に野心を秘め、
    海外進出日本企業の非合法活動を担うその男に近づいて行った。
    彼に認められた正次の前には、血と暴力の支配するアフリカの大地が開けた。
    その仕事は、砂漠の小さな鉱山を、敵の攻撃から守ることだった―
    人の世の地獄、野望と絶望を謳いあげた大ロマン。

    船戸与一氏の作品には魂を揺さぶられます。
    人間模様がいくつも重なり、壮大な物語へ昇華されていく過程がダイナミックに展開し上下各700pを超える作品を一機読みさせてくれます。

  • (昔書いた感想を引っ張ってこようシリーズ)
    ハードボイルドってジャンルはさっぱり読まないんで、これは読んだ唯一無二に近いような。これそれなりにおもしろかったんで、その後もまた読もーと思って、結局さっぱりと手を出してません。うーん。
    そんなわけで、最初の方では主人公が「一人前の男になるんだ!そして、そうなったあかつきには車も今みたいなホンダ・アコードごときじゃなくアルファ・ロメオかポルシェ、ベンツだな…フフフ。そして、やっぱり女も超一級品じゃなくってはな…」とか言ってるのに、こ、こ、これがハードボイルドと言うものなのか!!と超ビックリしました。こんないじましい世界だったのね(笑)
    でも主人公はその後順調に成長を遂げ、その後はこういったみみちい(失敬)ことは口にしなくなりました。やれやれ。
    ラブストーリーも盛り込まれてますけど、相手のシャヒーナちゃんがカッコ良かったなあ!ドキドキした!
    ラストに向けての怒涛のような流れ、カッコ良かったなー。(なんかちょっと話のテンポが高村思い出すなーとか思ったんだが)

  • さすが船戸与一、このボリュームでも物足りなさを感じる。

  • 必読。

  • 個人的な船戸与一の最高傑作。
    これを読んで外国に行きたくなった。

  • 後半に移るところがすごい、言えないけど・・・。

  • 船戸を読まずして、熱血漫画家になれるわけがない。そう信じたい。

  • 日本を代表する冒険小説家、船戸与一氏の油の乗り切った頃の一冊。
    ちょっととっぴょうしのない描写もあるが、最初から最後まで手に汗握らせる展開はさすが!日本のエンターティメント小説の中で10指には入ると思う。

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