バッドテイスト 荒俣宏コレクション2 悪趣味の復権のために (荒俣宏コレクション2) (集英社文庫)
- 集英社 (1998年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087486612
作品紹介・あらすじ
テイストとは何ぞや。良い趣味と悪趣味の違いとは何か?アラマタは説く、悪趣味とは美とモラルとハーモニーの対極にあるものだと、これこそが魂の健康を取り戻す服用薬になりうると。本書に展開されるのは、現代を読み解くバッドテイストの実際。怪奇でグロなカラー図版満載で贈る悪趣味の世界へようこそ。
感想・レビュー・書評
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まさにタイトル通りのものがごちゃ混ぜ。
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初荒俣。
絵から人形、食などなど多岐に渡る悪趣味を紹介。
紹介よりも悪趣味論や雑学的な記述が難解かつ迂遠に続き、同一の物についての文が二箇所にあるなど構成が下手なこともあって読みづらい。
しかし、内容は示唆に富み、大量の絵や写真もなかなか興味深かった。
調べてみたい分野が一気に増えた。 -
無茶苦茶おもしろいはずのエッセイ集であった。実際、最初から数ページにある口絵は、本当にわくわくした。
が、中身は駄目だった。基本的に「オタク」的なノリは能書きがおもしろいし、そのはずなのだけど、なぜかこの本では能書きがつまらない。そのものへの愛情よりも、プロセスへの愛情へいっているって感じなのだろうか。つまらなかった。残念。
2006/3/29 -
新規購入ではなく、積読状態のもの。
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好奇心旺盛な氏の悪趣味エッセイみたいなものでしょうか。題材は、オカルトから芸術・医学書にまで多岐にわたります。が、やはりバットテイスト(悪趣味)なモノもてんこもり。特に蝋人形に関する記述は興味深く面白かった。