バッドテイスト 荒俣宏コレクション2 悪趣味の復権のために (荒俣宏コレクション2) (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087486612

作品紹介・あらすじ

テイストとは何ぞや。良い趣味と悪趣味の違いとは何か?アラマタは説く、悪趣味とは美とモラルとハーモニーの対極にあるものだと、これこそが魂の健康を取り戻す服用薬になりうると。本書に展開されるのは、現代を読み解くバッドテイストの実際。怪奇でグロなカラー図版満載で贈る悪趣味の世界へようこそ。

感想・レビュー・書評

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  • まさにタイトル通りのものがごちゃ混ぜ。

  • 初荒俣。
    絵から人形、食などなど多岐に渡る悪趣味を紹介。
    紹介よりも悪趣味論や雑学的な記述が難解かつ迂遠に続き、同一の物についての文が二箇所にあるなど構成が下手なこともあって読みづらい。
    しかし、内容は示唆に富み、大量の絵や写真もなかなか興味深かった。
    調べてみたい分野が一気に増えた。

  •  無茶苦茶おもしろいはずのエッセイ集であった。実際、最初から数ページにある口絵は、本当にわくわくした。
     が、中身は駄目だった。基本的に「オタク」的なノリは能書きがおもしろいし、そのはずなのだけど、なぜかこの本では能書きがつまらない。そのものへの愛情よりも、プロセスへの愛情へいっているって感じなのだろうか。つまらなかった。残念。
    2006/3/29

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。

  • 好奇心旺盛な氏の悪趣味エッセイみたいなものでしょうか。題材は、オカルトから芸術・医学書にまで多岐にわたります。が、やはりバットテイスト(悪趣味)なモノもてんこもり。特に蝋人形に関する記述は興味深く面白かった。

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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