男が女になる病気 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087487862

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  • スキタイにあったという「男が女になる病気」とは何かを、宗教学や文化人類学、歴史学の知見を使って真面目に探っていく試み。

    検討の途中で出てくるアスカロン神殿の娼婦の習俗や下部切開、アナルセックスなど、次から次へと幻惑させるような検討材料が出てきて、こういうのが好きな人には楽しい1冊。

    検討過程はとても楽しいけど、結局材料が少なすぎて結論は出ないので、推理小説のようにスッキリした結論が欲しい人は注意。

  • 縦横無尽に駆け巡る思考。博覧強記。
    知的好奇心をくすぐられる一冊。

  • 763夜

  • 澁澤龍彦も賞賛した好著

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著者プロフィール

1947年東京都生まれ。宗教人類学者。京都造形芸術大学教授。東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学)博士課程修了後、シカゴ大学大学院に留学、M・エリアーデらのもとで研究を続ける。NYのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ(人類学)客員教授、関西大学教授、人間総合科学大学教授などを歴任。四十年以上、世界各地で宗教人類学調査を続けている。主な著書に『生きるチカラ』『偶然のチカラ』(共に集英社新書)、『官能教育』 (幻冬舎新書)、『賭ける魂』(講談社現代新書)ほか。

「2017年 『運は実力を超える 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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