きみのためにできること(集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.20
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本棚登録 : 1566
感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087488616

作品紹介・あらすじ

新米の音声技師、高瀬俊太郎には、夢がある。憧れの人、木島隆文の音を越える凄い音を創りたいという強い思いだ。そんな彼を支えてくれるのは幼なじみのピノコ。仕事が忙しく逢瀬はままならないが、メイルがふたりを結んでいる。そんな折、テレビの仕事で遭遇した女優・鏡耀子の妖しい輝きに俊太郎は引かれていく。だが、耀子は不倫の恋に傷つき、心を失いかけていたのだ。二人の間で揺れながら、彼は少しだけ大人になっていく…。

感想・レビュー・書評

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  • 電話代がかかるパソコン通信。最も私の若い頃にはそれすらなかったです。

  • すぐ手が届く恋人と、手の届かない女優との間で心が揺れる。きみにできることは「寄り添う事」物理的でもあり、心情的でもある。物語はまだ進行形で5年、10年先に主人公たちがどのような道をたどったか続きが気になる。

  • 感想記録なし

  • 高瀬俊太郎には、彼女のピノコがいる。

    しかし、音声技師の仕事で出会ったジャズシンガーで女優の鏡耀子に惹かれていく...

  • 色々な方向に話が飛ぶので、最終的に中途半端な印象が残ってしまった。

  • 新米の音声技術氏は、毎夜彼女とメールしながら
    仕事をこなしていく。

    淡々と進んで、淡々と終了しました。
    仕事相手にちょっと心惹かれているというのに
    恋人が大変な時、好意を寄せてきた同僚と
    一緒に帰ったくらいで文句言っても…な感じです。
    ものすごい責めた後で、のあのメールですから
    怒るというより、悲しんでいるのかも知れませんが。
    なのに最後のあれ。
    …いや、そのまま恋人の方も、主人公を
    罵ってすっきりした方がいいかと思います。

  • やはり村山由佳作品。
    徐々に盛り上がり、
    最後は心がスッキリと落ち着く作品。
    映画化されている?そっちも気になる!

  • うーん少し期待外れだった。
    切なさも葛藤も少し弱いというか…

  • 村山由佳さんの小説は、やっぱり最近のものの方が好き。
    あくまでも主観的な好みだけどこの辺のものはどうもイマイチ…

  • 高校1年生の秋、文化祭で50円で買った。
    物語は夜が明けて間も無くのところで終わるけど、ぼくが徹夜して読み終わったのもちょうど空が明るくなってきたときだったと覚えてる。
    友達に貸すたびに返ってこなくて、何回も買い直すことになったな。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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