地下街の雨 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 477
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087488647

感想・レビュー・書評

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  • 短編でも、表題作の地下街の雨が一番よかった。

  • 背中がぞぞぞっとしたり、じわーっと怖かったり、「んえっ!??」と変な声が出ちゃったり…。
    1話読み終わるごとに休憩と反芻が必要な本だった。

  • あらすじで内容が気になり購入。予想できそうで想像の上をいく結末に感服。人には優しさがあって、強さも脆さもあって、1人で生きてるわけじゃないから色々影響されて…ほっこりしたり、ゾワッとしたり、盛りだくさんな短編集でした。

  • 1994刊の7短編集の文庫版。地下街の雨、決して見えない、不文律、混線、勝ち逃げ、ムクロバラ、さよならキリハラさん。

    謎、軽く凝った構成、心をゆさぶるストーリー、そして警句。地上はいいお天気に決まってるって思い込んでる。あたしの頭の上に雨が降ってるわけがない、なんてね。

  • 宮部みゆきさんの短編集。「地下街の雨」の曜子に心底ぞっとした。演技でよかった。個人的にいいなあと思ったのは「勝ち逃げ」。勝子伯母さんのことをみんなが理解しようとしているのがうれしかった。「ムクロバラ」は一読して意味が分からなくて検索かけてしまった。「さよなら、キリハラさん」どうやってキリハラさんは家の中に入ったのだろう。道子はその後会社でどうなったのだろう。ハイテク耳栓の迷惑さにげんなりした。

  • SF、ホラー、ファンタジーなど様々なジャンルの7編の短編集。

    ちょっと怖かったり、ドキッとしたり、スカッとしたり、ジャンルは様々であれど、雰囲気は一定で短編でもさすがの読み応えの作品。

    それでも気がつけばあっという間に読みきってしまった。

    実は宮部さんは長編のイメージしかなく、短編は初めて。

    もっと宮部さんの短編読んでみたい。

  • 気軽に読める短編集。ぞわぞわとくる怖い話もあれば、ふふっとなってしまうようなシーンを含んだミステリーまで、なかなか楽しめた。と思うんだけど、読み終わった今思い返してみると、実はあまり印象が強くないかもしれない。3か4かで迷う感じ。
    180810

  • 「ムクロバラ」が特に心に残った。
    誰しも「ムクロバラ」になる可能性を孕んでいるのだと思った。そう考えるととてもぞっとする。でも最後は家族のあたたかさを感じほっとした。

    いくつか、「あっ、これ雨の日に読みたい」と思う作品があった。表題作の「地下街の雨」の例え、好きだなあ。

    返却期限が迫っていて読んですぐ図書館に返してしまったけど、また読み返したいなあ。
    ますます宮部さんのファンになっていく。

  • 勝ち逃げがまぁまぁ面白かったけど、全体的にそれほど…って感じでした。
    自分の読解力がないだけだけど、ムクロバラが本当によくわからなかった。「ムクロバラ 解説」で検索してもよくわからん。もう一度読んでみます。

  • 読了:2017.8.24

    短編7話。これはすごい。
    古き良き世にも奇妙な物語を好きな人にはぜひ読んでほしい。

    恋愛や家族だからこその確執や切なさやほっこりを書いたかと思えば、ホラーだったり、え?っていう謎の話だったり。7話全部、世にもで映像化希望!‬

    本読むときはだいたい「こんなテイストの読みたい気分」ってので本や作者を選ぶんだけど、これだけいろいろ書けたら宮部みゆきの本を手にしにくい。それくらいどのテイストでも秀逸なストーリーを書ける人なんだって、改めて感心した。
    ------
    ◆内容(BOOK データベースより)
    麻子は同じ職場で働いていた男と婚約をした。しかし挙式二週間前に突如破談になった。麻子は会社を辞め、ウエイトレスとして再び勤めはじめた。その店に「あの女」がやって来た…。この表題作「地下街の雨」はじめ「決して見えない」「ムクロバラ」「さよなら、キリハラさん」など七つの短篇。どの作品も都会の片隅で夢を信じて生きる人たちを描く、愛と幻想のストーリー。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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