風に訊け (集英社文庫)

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本棚登録 : 225
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087491128

感想・レビュー・書評

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  • 今の10代、20代の若者諸君は、開高健先生のことを知っているのだろうか。小生が、帽子にメガネに、ツイードのジャケットを着るようになったのは、なにを隠そうこの開高健先生の物まねである。飲めないドライマティーニをサントリーバーで飲み始めたのも、ライターの原稿を書くようになったのもそう、この御大のおかげである。まぁ、小生の話はどうでもよい。
    開高健は、洋酒のPR誌『洋酒天国』の編集やウイスキーのキャッチコピー(トリスウイスキーの「人間らしくやりたいナ」が有名)を手がけた広告マンであり、芥川賞作家であり、ベトナム戦争の生き残りであり、オーパであり、世界を渡り歩く釣り人でありグルメである。この本は、週刊プレイボーイでの連載をまとめたもので、ファンであり熱心な読者のハガキの質問に答える形式でやりとりがされている。今なら、リリー・フランキーさんが同じく週刊プレイボーイで連載している人生相談の先駆のコーナーかもしれない。まだ行っていない茅ヶ崎にある開高健記念館に行こう。

    開高氏のマグナカルタ九章という名言があるので記しておく。

    1、読め
    2、耳をたてろ
    3、目を開いたまま眠れ
    4、右足で一歩一歩歩きつつ、左足で跳べ
    5、トラブルを歓迎しろ
    6.遊べ
    7、飲め
    8、抱け、抱かれろ
    9、森羅万象に多情多恨たれ
    補遺一つ。女に泣かされろ

    (日本ブックツーリズム協会 テリー植田)

  • 開高健は、夏の闇や、ベトナムの本などを読んでいた。生き死にを見てきた人が、人生相談?にどのように答えるのか、どういう視点があるのか、また、どんな質問があるのか…ということに興味がわいて購入。
    質問に対し、回答という形式で進んでいく。開高健だが読みやすい、分かりやすい(笑)知識量に圧倒されるが、何分プレイボーイに連載されていたものだから、下ネタ?が多い。電車で読んでいて隣の人に覗かれると恥ずかしいような文字が大きく太文字になっていたりして慌てた。

    風に訊け、答えは自分の中にある。
    私はそんな風に思った。

  • 小気味良い、それでいて暖かい回答が良かった。うじうじしている時間があればなんでもやってみようと思った。

  • 「読者から寄せられた難問、奇問、珍問に人生の達人・開高健が名回答」 文庫本の裏表紙より。若い頃、この「風に訊け」が読みたくて、毎週「週刊プレーボーイ」を買ってたなぁ。その博識、ユーモア、辛辣、ジョーク、エロ、たっぷりで軽妙洒脱な回答ぶりに、感心したり、唸ったり、笑ったり・・・とにかく面白く、何度も読み返してしまう一冊です。

  • 気軽に読める開高さんの相談受け答え本。
    雑誌『プレイボーイ』に掲載されていたらしく、エロが多いけど読み物として普通におもしろい。
    挿絵に独特の魅力があって楽しみながら読めた。

  • [ 内容 ]
    読者から寄せられた難問、奇問、珍問に人生の達人・開高健が名回答。
    笑い、ユーモア、ブラック・ユーモア、そして教養に満ちた異色の書。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 言葉に芯がある

    いや、真か

  • 芥川賞作家・開高健が、読者の

    難問・奇問・珍問・チン問に

    真っ向から答える。


    きまぐれ図書館のレビューはコチラ
    http://ameblo.jp/kimagure-library/entry-11424618744.html

  • 読者からの些細な質問に対して,開高健(かいこうたけしと読むんだヨ)が回答したものを集めた本.博識,教養,経験,ユーモア,で群を抜いている開高健が回答しているのだから,おもしろくないはずがない.目から鱗が落ちた部分多数.心温まった部分多数.花落つること知る多少.

  • 節目節目で読み返す本。

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著者プロフィール

開高 健(かいこう たけし、かいこう けん)
1930年12月30日 - 1989年12月9日
大阪府、天王寺区生まれの小説家。大阪市立大学法文学部法学科在学中、同人誌活動を始める。洋書輸入商、壽屋(現・サントリー)宣伝部を経て、作家活動を開始。
1958年、『裸の王様』で芥川賞、1968年『輝ける闇』で毎日出版文化賞、1979年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、1981年菊池寛賞、1987年『耳の物語』で日本文学大賞をそれぞれ受賞。ほか、主な著書に『日本三文オペラ』『夏の闇』『私の釣魚大全』『人とこの世界』などがある。

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