渇きの街 (集英社文庫(日本))

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  • 集英社 (1988年10月20日発売)
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本棚登録 : 174
感想 : 8
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784087493863

作品紹介・あらすじ

道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところにも、また道がある―。気位、男の誇りを捨てきれずに自分の道を切り拓いてゆく男の激情!日本推理作家協会賞受賞作。(解説・生島治郎)

みんなの感想まとめ

道を踏み外すことから新たな道が開けるというテーマが、主人公の男の誇りと激情を通じて描かれています。読者は、40年前のハードボイルド作品が持つ独特の魅力に触れ、時代を超えた人間の本質に再確認することがで...

感想・レビュー・書評

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  • 奥付け 1988年 10月25日 第1刷

    一体何年眠らせていたのだろう。そして何のタイミングで、積読本の山の中から現れて読むことになったのだろう。

    ついこの間読んだ、「ババガヤの夜」にまるで導かれたような気がする。「ババガヤ」が今のハードボイルドなら「渇きの街」は40年前のハードボイルド。

    典型的なクライムノベルでおり、バイオレンス小説である。しかし圧倒的に「ババガヤ」の方が新しく、「渇きの街」は古臭い。
    悪く言えば陳腐であるのだ。男と女の関係ひとつっても。でも、そこが良い。殊に私世代の人間にとっては。

    北方謙三のいい読者ではない私だが、この初期のハードボイルド作家の北方も、今の時代小説そして水滸伝以降の北方も本質的には変わってないのを再確認できた。

  • 2018.10.19 51
    北方謙三はかっこいい。頑なさ。それしか選びえない狭さ。

  • ・道ってやつは踏み外すためにある。 踏み外したところに、また道がある。
    この小説のキーワード、自分の人生と照らしあわせながら読んだ、作品である。
     感想は…未

  • 九州などを舞台とした作品です。

  • 『道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところに、また道がある』・・前編に漂う、思わず体が反応してしまう暴力と、偏った男の誇り・美学。善悪ではなく、男の矜持に従う主人公。好き嫌いはあるかとは思うが、私は、はまってしまった。出版後20数年が経ってからこの作品にめぐり合った運命に感謝をしたいと思う。『逃れの街』『檻』につづき、北方作品は3作品目だが、コレが最高傑作ではないかと思う。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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