岳物語 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1891
レビュー : 205
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087494907

感想・レビュー・書評

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  • 息子、岳については綴られた本。片付けは何かを捨てていくこと。これは成長を意味する。これが一番印象を受けたこと

  • タイトルだけで山登りの話かと思ってたけど、子育て日記みたいなもんですね。
    親が息子と接する上でとても良い関係を築いており、とても羨ましい。子供との時間をやりくりして作り出し、キチンと向き合い、尊重する。当たり前だけどなかなか出来ない羨ましいことですね。これから子育てをする人々に読んでほしいです。

  • ずっと山登りの小説だと思ってたので予想外の内容に驚きました。でも、素敵な親子の姿を見れた気がします。後半が釣りの話ばかりで私にはちょっと読みにくかったです。

  • なんか山の本だと思っていました、勝手に^_^
    岳くんのお話だったんですねぇ。

  • 椎名誠氏の息子さんの成長記。椎名さんの人間性が出ており、読んでいてほのぼのする。

  •  前半は面白かった。

  • 『海ちゃん、おはよう』に続いて二冊目の椎名誠作品は、これぞ代表作といえる『岳物語』。
    長女、海ちゃん誕生の時にあれほどあたふたしていた椎名(作中では原田)さんだが、岳くんとのやりとりは父親そのもの。
    途中、自分たちの育て方が間違っていたのか…?と悩む場面もあるが、そこはまっすぐ育つ岳くんを見て思い直す。実際本人は世間との軋轢などどこ吹く風で親が子どもを信じられなくなっていただけだった。
    冒険の入り口としての釣りの魅力がふんだんに描かれている。実際に釣りをするよりもはるかに気持ちが高ぶる。
    椎名さんより遥かに釣りに詳しい岳くんと二人で釣りに行くときのギブアンドテイクで対等な関係は親子というより仲間だ。仕事で家を空けることの多い椎名さんと岳くんの気持ちが離れないのは親子であるとともに信頼の置けるパートナーだからだろう。
    椎名さんと岳くんだからこそあり得る親子の関係が微笑ましくも羨ましく、自分はどういう親になれるのか子どもはどう育つのか楽しみになった。
    親はいずれ子どもに捨てられる時が来るという言葉を忘れずにいたい。

  • 大学生の頃に読んだ1冊。
    20年ぶり位に自分がヒトの親になってから改めて読むと、子育てアルアルは今も昔も変わらないんだなぁと思ってみたり、お父さんならではの視点に驚かされたり。
    でも一番びっくりしたのは、はさんであった集英社文庫のしおりに、今で言う錦織君的な さわやかな松岡修造が起用されていたことだー(笑)

  • 小学生のころ読書感想文用に購入。

    「おとう」こと椎名誠と、その息子「岳」の何気ない、そしてかけがえのない日々を綴った物語。
    そう、これは「物語」であって、決して「エッセイ」などではない。

    きっとこれを読んだ子供をもつ父親母親は「こんなふうに育てたいなぁ」と少なからず思うだろうし、これを読んだ思春期手前の少年少女は「こんなふうな親父がほしかったなぁ」と少なからず思うだろう。
    でもこれはきっと虚実取り混ぜた「物語」であって、本当にこういう“理想のチチとムスコ”がいるわけではないのだろう。

    家族小説でもあり青春小説でもある本作にどうしてもこういう穿った、斜に構えた見方をしてしまうのは、岳少年の姉(翻訳家・エッセイストの渡辺葉)が「本人の希望により」登場しないとは言え、存在さえないように一家が描写されている、そういうフィクション性による。

    ただこれを初めて読んだときには「なんだかすごい親子がいるもんだ」とワクワクしていたので、小中学生くらいに読んでもらう本としては、けっこういいと思う。

  • 椎名さんは昔講演を聴きに行ったこともあります。
    古い本ですが、今でも課題図書になっているみたいですね。びっくり☆
    著者の息子「岳少年」との交流をつづったエッセイです。

    もともと私はカヌーイストの野田知佑さんが好きで、野田さんの本に頻繁に岳君が出てくるのでその後の生い立ちもなんとなく知っていました。
    今回この本で、こんな風に育てられるとあんな大人になるのね、とちょっと感慨深かったです。
    (しかも思いがけず犬ガクの幼少期のことまでちらっと出てきて得した気分♪)

    我が子を見守る父のあたたかい視点がとても素敵です。
    そして、真っ直ぐ突き進む岳君はとてもかわいい。

    くすくす笑いながら読め、ほのぼのした気持ちになりました。。

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著者プロフィール

椎名誠(しいな まこと)
1944年、東京生まれの作家。「本の雑誌」初代編集長で、写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。近著に『あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入』『あやしい探検隊 済州島乱入』『そらをみてますないてます』『国境越え』『にっぽん全国 百年食堂』『三匹のかいじゅう』『ぼくがいま、死について思うこと』『おれたちを笑え! わしらは怪しい雑魚釣り隊』『雨の匂いのする夜に』『おなかがすいたハラペコだ』など多数。
映画監督としては、映画『あひるのうたがきこえてくるよ』で第10回山路ふみ子映画文化賞受賞。映画『白い馬』で日本映画批評家大賞最優秀監督賞、95年度JRA賞馬事文化賞、フランス・ボーヴェ映画祭グランプリ受賞、ポーランド子ども映画祭特別賞をそれぞれ受賞している。

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