男三昧 女三昧 (集英社文庫)

  • 集英社 (1990年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784087495447

作品紹介・あらすじ

かつて憧れた男との意外な再会、妻と別居した男に寄せる複雑な女ごころ…。オフィス、ホテル、クラブなど大都会を舞台に流麗に描く男と女のさまざまな愛のかたち。連作小説集。(解説・松本侑子)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

男女の愛の複雑さを描いたこの作品は、特に大人の恋愛に焦点を当てています。短編が18編収められ、登場人物たちはそれぞれの生活の中で抱える孤独や満たされない思いを抱えています。結婚や家庭を持ちながらも、心...

感想・レビュー・書評

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  • 女性の情念を描いて見事である。

  • バブルの頃の空気の中で読んだら、面白く思ったんだろうか。
    現実や生活からふわふわ浮き上がったような恋もどきと、そこからちらちらのぞく男女の本音やら孤独やら。
    う~ん・・・

  • 夫がいて子どももいて、郊外に家もあって、そこそこ幸せで、でも死ぬほどたいくつで、このまま女として見られないまま朽ち果てていくのが怖くて…といった女性の話がいくつか出てきたのが印象的だった。不倫という呼び方になるのだろうが、スリルを求めているのでも、相手を愛しているのでも、家庭を捨てて相手に飛び込みたいわけでもなく、ただその関係がなければこの幸せな生活を続けていけない、のだという。そんな妻の想いに気づかない夫が悪いのか、幸せなはずなのに満足できない妻が悪いのか。不倫といっても、こんな形のもあるのね、と思った。

  • 古本屋に行くと、コストパフォーマンスが高いので、目に付く本を片っ端からと言った体で、買っている感じである。

    普段平積みされている本しか目が行かないのだが、ザーッと端から眺めて、琴線に引っかかるタイトルや、作者を選び出す。

    今回もそんな1冊。

    森瑤子と言う懐かしい名前に惹かれて買ってきた。

    ずいぶん前に、何冊か読んだことがあったのだが、こうして今 森瑤子を読んでみると、20代の頃とは違った印象があるようだ。

    この本も、短編が18編も詰まった作品だ。

    大人の恋愛もどきの小説と言ったところ。

    つい先日読んだ 石田 衣良がいまどきの若者の恋愛をトレンディーにあがいた作品と称するならば、森 瑤子の恋愛小説は、若者から見たら、若くはないが、自分ではまだ若いと感じている、30代から40代の年代を主人公に、ある意味奥ゆかしく、内面的な心情を繊細に描いている作品だ。

    はじけるように、自分の思いに任せて走っていく恋ではなく、守るべき伴侶や子供、家庭あるいは世間体を背景に、奥ゆかしく、だからこそ思い通りに行かない切なさを秘めた18篇であり、同年代の私としては情緒の中に共感めいたものを、感じずにはいられない。

  • 森さんの本の中でも好きな一冊。この現実味がたまらない。

  • 結局不倫が前提の話ばかりなのだが、ちょっといい話的なものも含まれていた。昔よく読んだ本の再々々…読。

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著者プロフィール

森瑤子(もり ようこ)
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市生まれの小説家。本名、伊藤雅代。
幼い頃からヴァイオリンを習い始め、東京藝術大学器楽科入学。この時フランス文学にのめりこんだうえ、様々な人々と積極的に交流し、卒業後に就職。結婚と育児に追われる。1977年に池田満寿夫が『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞したことを機に、初の作品『情事』を書き、すばる文学賞を受賞しデビュー。
37歳でデビューしてから52歳で没するまで、小説、エッセイ、翻訳など100冊を超える著作を生んだ。作品の多くがテレビドラマ化されている。代表作に、『スカーレット』『夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場』など。

森瑤子の作品

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