回転扉のむこう側 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087495935

感想・レビュー・書評

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  • 岩城さんはホント、マルチな人だ。
    一番印象に残ったのは「マーラーの交響曲第一番『巨人』」の話。
    その次はメルボルンでのメシアンの話。
    彼が戦時中、いっときだけ瑞浪にいた、というのも初見で、びっくりしたというか、なんというか。

  • 実は読み始めてから筆者が指揮者であると知ったけいちか。雑誌連載時(1980年代後半)と今では、ちょっとタイムラグがあるのですが、それでも指揮者という職業の方々の忙しさは変わっているとは思えないし、なかなか興味深く読まさせていただきました。

  • 箸が転げても笑う年頃の真の意味、邦人という言葉の”邦”を考えること、南半球と北半球の差など、正に世界を飛び回りながら些細なことにもいかんなく好奇心を発揮される岩城さんに、教わることがあまりにも多かった。
    音楽家はその世界で完結している人も多いけれど、彼を彼たらしめているものの中身をこの本で垣間見ることができる。

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著者プロフィール

1932-2006。東京藝術大学在学中にN響副指揮者となり、56年デビュー。以後、世界のトップ・オーケストラを指揮。エッセイストとしても知られ、著書に『フィルハーモニーの風景』『音の影』など多数。

「2023年 『指揮のおけいこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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