69 sixty nine (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 2688
レビュー : 391
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087496284

感想・レビュー・書評

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  • なんとも爽快で楽しい本だった。
    楽しくてカッコよくて明るくて美しいものが正義
    単純だけど本質的に感じる。
    くすくすと笑いながらも、なんだかノスタルジックになってしまった。
    1番大きな収穫はゴリラの鼻くそ

  • 品は無いけど良質な青春

    同じ戦後でも今とは違う世界のようなきがする1969年

    希望の国のエクソダスや昭和歌謡大全集等に、散らばって行く前の村上龍『自身』がいるような気がしました。

  • 電子書籍、というもので無料になっていたので試しに読んでみた。まず電子書籍っていう観点から、どうも読み進めるのに時間がかかった。確実に言えるのは、家で読む気にはなれない。私の勝手な見解だけど、本っていうのは、持ってページをめくっていく、その感覚を三次元で体感しなければ楽しめないものだと思う。紙の上に印字された言葉たちが、最も生き生きする場所。デジタルな世界じゃ、味わえない感覚。読み進めると、薄くなっていく左側。しおりをはさんで本をとじた時、まだまだ終わらない話の続きを想像する、そんな感覚。
    良い点としては、たくさんの本を持ち歩けるっていうのはあるだろうが。

    本題。
    村上龍は最後の家族が最後。
    あんまりぱっとした印象はなかったけれど、確か暗い内容だった気がする。
    だからこの69も暗い話なのかと思って読み始め、主人公の厨二病感に呆気をとられた。

    完全なる男の子の世界。
    夢を夢見て、それを全力ではない気だるさを含んだ気持ちで進んでいって、結局はやり遂げてしまう。
    なにより主人公の妄想の加速具合が凄まじかった。
    映画、アート、音楽、宗教、哲学、たくさんの芸術に触れようとはしているんだけど、結局は全てが女とセックスを夢見て頑張ってる。
    レディジェーンも、まんざらでもない感じを漂わせながら動きを出すから、こういう感じ、すごく男の子はくすぶられていくんだろうなあ。

    ふざけて楽しんで、たまに転んで、それさえも楽しめるように。
    これこそまさに青春。

  • 馬鹿馬鹿しくて、ちょっと汚ないところもある。笑えて、もう楽しんだもん勝ちでしょ!っていうのことをガンガンぶつけてくる。
    わたしはふつーうの学生生活送ったので、もっとあほしても良かったなーと少し羨ましくなった。

  • 若い頃の性欲やら欲望やらが、所々汚いけど、所々美しく描かれていて楽しい。

    バリケード封鎖後の出来事の描写がすごかった。

    村上龍さん元気だな…。

  • 何度も読み返したくなる。
    村上龍さんの要素が散らばりながらも、他の作品とは一線を引く。佐世保、米軍、反体制…、バックグラウンドにあるものは彼のはずなのに、何故か等身大で入っていける。わくわくもするし、応援もしたくなる。自伝的小説だからこそ、村上龍さんの魅力がより伝わってくるのかもしれない。

  • いつ以来の再読だろう、電子書籍化を機に再読。1969年の、祭りへの熱気につつまれた空気、時代をよくあらわしてくれる。自分の欲望に忠実で、グランドデザインを描き、周囲をまきこむ力のある主人公ヤザキ。冷静で実務家として力を発揮するアダマ。ふたりが組めば旋風を巻き起こすが、まわりにいて巻き込まれる方は辛い目に合うことも。ふたりは、きっと、そんなの関係ねえ、と言いそうだけど。楽しんだもんが勝ち、つっぱしったもんが勝ち、そして後日譚のヒロインにふられ、やけ食いしまくって夜中にフルートでハービー・マンをふきまくり、若いヤクザになぐられるシーンがなぜか印象に。

  • 高校生のとき、わたしはそれなりに高校生活を謳歌したつもりだったけれど、もし高校時代にこの本を読んでいたら、もっと楽しめたのではないかと思いました。時代は違えど青春の過ごし方はきっと変わらない!はず!少なくともわたしは、こんなちょっと馬鹿だけど行動力のある高校生でいたかった。

  • すっごい今更だけど、読んでみた。これは中学、高校とかせめて大学の時に読んでみたかったなー

  • 学生時代特有の、馬鹿馬鹿しさとエネルギーに満ち溢れた作品です。

    私が学生だったころとは40年近く時代の違う物語でありながら、男子高校生が抱く
    社会への反抗的感情・異性への憧れはいつの時代も変わりませんね。

    ところどころに出てくる太字やユーモアに富んだ文体がハイテンションな世界観を醸し出しています。

    しかし、これが自伝的作品とは・・・
    村上龍氏は随分華やかな青春を過ごしたのですね。

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著者プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

「2018年 『収録を終えて、こんなことを考えた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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