ほんとうの私を求めて (集英社文庫)

  • 集英社 (1990年9月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784087496321

作品紹介・あらすじ

いったい私は何者なのか?平凡な暮らしをふりかえると、もう一人の自分が見えてくる…。社会や家庭でいつもマスクをかぶっている自分から、素顔を発見するための書。(解説・上総英郎)

感想・レビュー・書評

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  • 改めて遠藤周作は、人間の本性みたいなものに異常に興味関心があるんだろうと感じる。

    人間は何か規範や社会が求めるような自分に染まりすぎると、個性が埋没して、その行き場がなくなると病んでしまうから、適度に個性を発散する場を設けたほうが良いと述べている。

    このような主張は今でも通用するというか、今の方がより刺さるのでは。

    この辺の説明に仏教の阿頼耶識とかの話を持ち出しており、やっぱ行き着く先ってその辺りだよなと感じる。

  • 前半星4つ。
    後半星1つ。

  • 遠藤周作さんの随筆集。
    前半は、結構人間の内面に触れるような霊的な内容が多かったが、後半は遠藤さんの愚痴みたいになっていたのが、少し残念。

  • 前半はめっちゃ面白い。
    後半はただの日常エッセイでがっかし。

  • 言い切れぬ女性の本質。

  • 高校時代に読んだ『沈黙』、『海と毒薬』以来の遠藤周作。
    『ぐうたら人間学』などといったタイトルのエッセイもあるからして、
    違った視点を持って物書きが出来る人なのかなと予想はついたが、
    この著書の遠藤周作は自分が昔読んだ
    小説の遠藤周作のイメージとだいぶ違った。
    女性に対して、書いていると思われる文章が多いが、
    その中からにじみ出る人情味を思うと、
    こういう人が『沈黙』を書いたのかと、驚く。

    ただ、相当前のため、思い出せない部分が多いが、
    このエッセイで紹介された三分法の生き方は
    『沈黙』の主人公のラストにも繋がる考え方な気もする。

  • 他人への思いやりを心の奥に持ち続け、それをあざとくない形でサラリと表現

    留学生に大使館経由で観光案内

  • 久々の遠藤周作。お盆に遠藤周作文学館に行ったこともあってちょっとだけ遠藤周作熱が上がっていたので図書館から借りてきました。そして今夜一気に読みました。
    この本を読みながら私はどうしても寂しい気持ちになってしまった。いや、遠藤さんのせいではないんだけど。どうしたって寂しい気持ちになってしまう夜があって、その孤独のようなものにちょっとだけ距離を置きつつ寄り添うような、そんな本でした。

  • (メモ:中等部3年のときに読了。)

  • 女性の気持ちを遠藤周作が優しく書いているエッセイ。ふーん、女性は複雑だ。夫や彼氏以外に今ちょっと引きずられている方へ。

  • ユングは男性の女性へのある期待についてアニマといった。男性は女性について男性が無意識のうちに期待してしまう女性像から抜け出せずとか。女性がどんなに男性よりも複雑で抑圧された部分で生き抜いていて自分でも自分がよくわからないというようなことですが。著者の言うように女を書けなければ一人前の小説家とはいえない。の意見に右手ちょっと挙がりかけましたが。あくまで男性の眼が見た女性ですから。見せかけの自分。って。あるなあ。どんなに洞察力が鋭くても男女互いに見抜けないところってあるでしょ。ほんとうの自分は自分でもなかなか見つけられないのだから。見分けているのはほんの上澄みの部分だけなんでしょう。

  • 男なんてモノはさぁ、嘘つきなんですよ。
    偽り過ぎて、どれが本当の自分なのか、当の本人ですらわかんなくなっちゃう。

    そんな忘れてしまった本当の自分を思い出せるかもしてない・・・。

  • 久しぶりに遠藤周作の作品を読んだ。文章は温かく心に響く。
    特に”二分法より三分法”というフレーズ、何事もバランスだなという思いが強いこの頃、非常に納得。

  • 鈴葉の

  • 遠藤周作のエッセー大好きです。人生の先輩と認定。

  • 狐狸庵先生本。自分て何者なのかって未だ分からん。

  • 男性の視点から見た女性を観察している。これからどうやって女らしく生きていこうかという点で非常に勉強になった。また成りたい自分像を描くことの大切さも面白い視点で解説している。心に残る本だよー!

  • 特に女性向けに書かれたエッセイ。結構痛いとこもつかれてるけど、女らしさを忘れちゃいけないと改めて思いますよ。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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