オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087496529

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  • 「黄金色の黄昏にブラディ・マリーをすすりつつ
    今日一日の後味を聞く。
    酒の肴は、日光。水しぶき。そして男の心」
    しびれました

  • 巨大なオヒョウ、まさに豊饒の海の産物だ。

  • オーパ続編。開高健は食の評価で「美味しい」「うまい」という言葉は使わない。感情の表現も他に類を見ない唯一無二の文章である。類義語、類似語を反復し深さと厚みを表現する。
    多彩な日本語の形容詞を浴びたい人、または仕事の都合で長期海外旅行に行けない人にお勧め。

  • なんとなく読み返したくなる。

  • 知り合いにこの本をもらって初めて開高さんの本を手に取った。
    この手の本は、そしてこの手の文体?は、椎名誠とか野田知佑だと思っていたので衝撃。
    そして惚れました。
    とりあえず何作か連読してみることに決めました。

  • (1992.01.06読了)(1990.11.22購入)
    (「BOOK」データベースより)
    ベーリング海の孤島セント・ジョージ。荒波に翻弄される小舟から、小説家開高健は釣糸を垂れる。待つこと10日。豊饒の海に潮満ち、剛竿が悲鳴をあげる。北海の野獣オヒョウとの格闘が始まった(アラスカ編)。更には北米の砂漠、ミード湖の名魚ブラックバス、洒落者ストライパー等々。カナダの大河にひそむ珍味キャビアの母にして太古を生きるスタージョンに挑む。(カリフォルニア・カナダ篇)。

    ☆開高健さんの本(既読)
    「フィッシュ・オン」開高健著、新潮文庫、1974.08.25
    「オーパ!」開高健著、集英社文庫、1981.03.25
    「もっと広く!(上)」開高健著、文春文庫、1983.12.25
    「もっと広く!(下)」開高健著、文春文庫、1983.12.25
    「もっと遠く!(上)」開高健著、文春文庫、1983.12.25
    「もっと遠く!(下)」開高健著、文春文庫、1983.12.25
    「破れた繭」開高健著、新潮文庫、1989.12.20
    「夜と陽炎」開高健著、新潮文庫、1989.12.20

  • 北米は言うほど秘境感なかった。でもこの人の文章はやっぱりいいわー。バブル期の熱気をはらんだ文章はエネルギッシュで脂っこくって匂い立って来る感じでいいなぁ。

  • オーパの続き。釣り以外にクンニの仕方やドラッグのうまい吸い方も教えてくれる

  • ブラジル・アマゾン編に続く開高健の、釣り旅行記とでも呼べば良いのだろうか、の第二弾。開高健が50歳を超えた後の旅行記であり、アマゾン編に比べれば少しパワーが落ちている気がしないでもないけれども、それでも、充分に面白い。

  • ちょいと開高健も疲れすぎか・・・。
    しかし、オヒョウからチョウザメと驚きの釣りが続く。

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著者プロフィール

1930年大阪市生まれ。大阪市立大卒。58年に「裸の王様」で芥川賞受賞。60年代からしばしばヴェトナムの戦地に赴く。「輝ける闇」「夏の闇」など発表。78年「玉、砕ける」で川端康成賞受賞など、受賞多数。

「2022年 『魚心あれば 釣りエッセイ傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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