ハンサムガールズ (集英社文庫)

森瑤子

• 集英社 (1991年2月20日発売)

作品紹介・あらすじ

それぞれの道をめざして、悩み、傷つきながら明日を夢見る5人の女たち…。同じ高校演劇部出身の若い女性たちが、自立を求めてくり広げるオムニバス形式の恋愛小説。(解説・吉川 良)

感想・レビュー・書評

[kayakingbirdさんの感想 · 2010年12月1日]

５人の個性的な女性達の話し
学生時代
森瑤子の本を読みまくったが
この本だけ
手元に残した

たまに読むと元気が出る

[kokawanitaさんの感想 · 2006年10月11日]

先が見えないと躓いた時に読みました。
気持ちが軽くなれるかも(^^)

[kei_mさんの感想 · 2013年7月2日]

1988年年の作品。
森瑶子さんにしてはスノビッシュなところ、皮肉めいたところが少なく、ファッション雑誌もに連載されたのかと思うような作品。

高校時代の演劇部の五人の仲間。外資系OL、劇団女優、雑誌の編集者、エステティックサロンのインストラクター、ピアノバーの演奏者、それぞれが自分の道を見つけていくのだが、全員に都合良くすてきな男性が現れる。
当時はまだそんな時代だったのか、この本によって流行ったという「ハンサムガールズ」という言葉に合わない展開だった。
(図書館)

著者プロフィール

森瑤子（もり ようこ）
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市生まれの小説家。本名、伊藤雅代。
幼い頃からヴァイオリンを習い始め、東京藝術大学器楽科入学。この時フランス文学にのめりこんだうえ、様々な人々と積極的に交流し、卒業後に就職。結婚と育児に追われる。1977年に池田満寿夫が『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞したことを機に、初の作品『情事』を書き、すばる文学賞を受賞しデビュー。
37歳でデビューしてから52歳で没するまで、小説、エッセイ、翻訳など100冊を超える著作を生んだ。作品の多くがテレビドラマ化されている。代表作に、『スカーレット』『夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場』など。