恋は底ぢから (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 701
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087498295

作品紹介・あらすじ

「恋は世界でいちばん美しい病気である。治療法はない」女子高生が一番いやらしいと断言できる訳について。結婚について。ご老人のセックス。いやらしいパパになる条件。清潔と身だしなみについて。親の心について。などなど。恋愛の至高の一瞬を封印して退屈な日常を生きる「恋愛至上主義者」中島らもの怒涛のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • らもさんの恋愛観がところどころ
    心に響く...

    恋愛が一つの「点」というくだり(詳細は引用を参照)は
    思わず唸った


    個人的にツボだったのは
    Q&Aの

    Q.男の人が感じる!というのは具体的にどんな感じなのですか?
    A.ビアホールを出たあと尿意をガマンしていて、やっと探し当てたトイレで用を足せたときの、あのビリビリっとくる感じが一番近いでしょう

  • 読みやす過ぎてびっくりした。ちょっと時代違うから、想像しにくい部分もあるかと思ってたけど、全くでした。むしろ、今好きな深夜ラジオとかに近いサブカル感で面白おかしく読めるエッセイでした。やっぱりエロは変てこりんで笑える話じゃないと嫌だな。どんなに普段、平然としていても、理性のタガが緩んですごく人間らしい瞬間だからこそ、滑稽。

  • 「その日の天使」が大好きです。

    「きれいは汚い、汚いはきれい」を見て、私の周りには理解されなかったことを堂々と書いていて凄く嬉しくなった。

  • 上品なユーモアでも、毒の利いたエッセイでもなく、バカバカしいけれどもちょっと幸せな気分になれるようなエッセイ集です。短編小説「恋するΩ病」や「Q&A 怒涛の恋愛講座」なども収録されています。

    書かれている内容そのものよりも、それを通して著者本人の人間臭い人柄の方が前景に立ち上がってくるような印象を受けました。

  • 中島らもという人が書く文章は、本当か嘘かわからない。
    よくラリってる人だったので、常人にはウソだろ!?と思うことでも、もしかしたら本当なのかもしれない。

    この本のなかでは「恋するΩ病」という短編小説がとってもよかった。
    強引で、だけどユーモアがある男が(たぶん)美人を口説きまくる話なのだが、私、たぶんこういう人好きになっちゃうよなーと思った。


    地頭がよくてユーモアがあるタチの悪い酔っ払いの戯言にずっと付き合ってるような本だった。

    お気軽に読めるので、何かの待ち時間にオススメ。

  • 結構めちゃくちゃなエッセイ集
    読者の悩み解決Q&Aと恋づかれがよかった
    "恋愛は「点」であり、それ以外はただの「生活」でしかない。 "なるほどな〜

  • 本屋をぶらついていると、読んだことのない中島らものエッセイがあった。まぁそれが今作なんだけども、この人の書物は随分モノによって出来不出来に差がある。
    1ページ目からかなーり真面目に書かれた一文が。何となく嫌な予感がしたが、たぶん彼の恋の話は面白いだろうと考えて購入した。
    後書きで自嘲気味に(または開き直った様に?いまいち気持ちを図りがたいが)「これを書いたのは俺じゃない」と言っている。
    当然面白いカショはいくつもあるけれど、基本的にはどれも中途半端にいろんなところから持ってきていて、だれまくり。
    さすがにこれはいただけなかった。

  • 切り口が多岐に渡るので捉え所が難しいですが、楽しく読めるエッセイです。
    その日の天使(P53~55)が一番好きなかな。
    「キライだから商売になるのだ。きらってきらってきらい抜くから相手の性格や相貌が見えてくる。」(P115)は示唆に富んだ指摘だと思う。

  • 初めての中島らもでした。
    エッセイはあんまり得意じゃないけれど、
    これは気軽に読める感じが◎。
    恋愛至上主義者だという彼の、
    恋愛を点で考える、というところに共感しました。
    結婚をゴールにしてしまったそれは、
    もう決して恋愛ではないのだと。

    『恋愛が「点」だというのは、それが、夜どこがで唇と唇が初めて触れ合う至高の一瞬、時間の流れの外にある切断面、ただしその無の中に永遠を孕んだ一瞬のことだからである。それ以外はただの「生活」でしかない。』p.168

    素敵。

  • なかなか核心を突いてる言葉が多かった。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。'92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞、'94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞を受賞。
主な著書に、『明るい悩み相談室』シリーズ、『人体模型の夜』『白いメリーさん』など。2006年7月に短編集『君はフィクション』を刊行。2004年7月逝去。

「2014年 『ロカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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