白波五人帖 (集英社文庫)

  • 集英社 (1993年2月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784087498981

作品紹介・あらすじ

弁天小僧、日本左衛門、南郷力丸…。策謀と悲恋が渦巻く宝暦の江戸。金持ちばかりを狙う大盗賊が幕府を翻弄する。権力に反逆し、悪の世界に生きる5人の男たちを描く伝奇ロマン。(解説・細谷正充)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

策謀と悲恋が交錯する物語が展開される本作は、江戸時代の大盗賊たちを中心に描かれた連作短編集です。登場人物たちは、歌舞伎や講談で名を馳せたキャラクターたちであり、彼らの個性や背景が巧みに描かれています。...

感想・レビュー・書評

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  • 想像力すご

  • 初出1957〜58年。忍法帖シリーズに較べれば伝奇性は薄め。江戸吉宗最晩期以降、世間をあっと言わせた盗賊日本左衛門一味の最期を描く。斜に構えながら純愛一路を貫き、また権力者の腐臭を拒絶する姿が泣かせる。

  • 何度読んだかわからない、山風の中でも私にはtop5に必ず入る一冊。黙阿弥の白波五人男は、通しでやってもいまいち十三や忠信が何の人かわからず、力丸と弁天小僧メインの話。もちろん黙阿弥の換骨奪胎というか舞台装置を借りただけの、山風歌舞伎といっていい。セリフ回しはもちろん、豪華絢爛なケレン味、エログロも歌舞伎の精神。むしろこれを歌舞伎の脚本に直してやってみてほしい。治水の話と加賀騒動をそこに持ってきたか!という、、、でも弁天小僧はオリジナルのままのが良かったナ。

  • 日本左衛門、弁天小僧、南郷力丸、赤星十三郎、忠信利平の連作短編集。それぞれ歌舞伎や講談で有名なキャラクターらしいのですが、彼らについてまったく前知識がなかった僕でも十分楽しめました。知っていればもっと楽しめたと思うとつくづく残念。

  • 連作短編。原典を知ってれば楽しめたんだろうけど。短編同士の連関は今一つかな。

  • 今回もやっぱり面白い。偉大すぎる。

  • 歌舞伎の「白波五人男」と共通するのは物語の骨格くらいで、様相はほぼ別物。でも廻りまわって世界観は近い気がする。日本史に明るくはない自分にとって、宝暦治水のからむ第一帖は胸にくるものがありました。

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著者プロフィール

山田 風太郎(やまだ・ふうたろう):一九二二年兵庫県生まれ。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで忍法帖ブームを巻き起こす。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)短編賞受賞。九七年菊池寛賞を受賞。『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『戦中派虫けら日記』などの日記文学、『人間臨終図巻』ほか著書多数。二〇〇一年没。


「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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