連舞(つれまい) (集英社文庫)

  • 集英社 (1979年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784087502695

みんなの感想まとめ

心の葛藤と成長を美しく描いた物語が展開されます。主人公の秋子は、周囲の人々との関係や言葉によって心境が変わり、舞と唄を通じてその変化を表現します。彼女の強さは、単なる頑固さではなく、戦争を背景にした環...

感想・レビュー・書評

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  • 秋子が周りの人からの態度や言葉等を受け
    その心境、考え方の変わり方を唄と舞と共に美しく表現してあり
    読み進めていくうちに止まらなくなりました!

  • 「あの日、別れのとき、千春の頬を思いっきりの力で打ったあと、
    秋子はもう誰とも連れて舞う心を失っていたのであった。」

    有吉佐和子さんの日本語はとても美しい。
    流れるようにつるつると書かれているのだけど
    女心の図太さのように、とっても骨のある太い文章。

    これまた秋子という女性が強い。
    嫌な強さじゃない。
    環境が彼女をそうさせたのだけど、なんだか憧れてしまう。

    日本舞踊の名門の家に生まれ育つ姉妹。
    上手な妹を仰ぎ見る人生だったが、それが戦争と共に逆転していく話。

    そして有吉さんの登場する母というのは、
    とても強情でわがままでなんだか嫌な姑だったりするのだけど
    なんだか憎みきれない、人情深い一面を持っていたりする。

  • ちょっと昼ドラ的、しかしリアルな日舞家元の世界。とりあえず一観客として、知ったような批評をうって必要以上に演者と自分を貶めるのはやめようと思った…

  • 家元の血を継ぐ天才舞踊家で胤違いの妹とその影で静かに生きる姉。母の愛情を受けずに生きてゆく姉の踊りへの執着と葛藤。

  • 華やかな世界の裏側で悩み苦しむ主人公。有吉佐和子の作品に一貫して言えることだけど、小説の内容に伴う調査がきちんとなされていて説得力がある。心情の細かい描写もじょうずです。

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著者プロフィール

有吉 佐和子(ありよし・さわこ):1931年、和歌山市生まれ。作家。東京女子大学短期大学部英語科卒。1956年『地唄』で芥川賞候補となり、文壇デビュー。以降、『紀ノ川』『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『複合汚染』『和宮様御留』など話題作を発表し続けた昭和を代表するベストセラー作家。1984年没。

「2025年 『有吉佐和子ベスト・エッセイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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