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- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087505061
感想・レビュー・書評
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広瀬正はSF小説家らしくて、この小説もあり得たかもしれないもう一つの人生、パラレルワールドというSFと解説にあったけど、そうでもないよなあ。戦前戦後を生き抜いてきた大物女性歌手のもう一つの人生をしみじみと描いているという感じかな。SF的などんでん返しがあるかなと思ったら、何もなかったのでちょっと肩透かしを食った。
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初めましての作家さん。
タイトルの「エロス」は、エロイって意味じゃないです。
女性記者が企画した「たられば」のアンケートで
大歌手、橘百合子が歌手になっていなかったら・・・
と言うところから現在・過去・もう一つの過去として
交互に語られる。
二つの過去にある世界は、史実に沿って書かれている。
そこに、個人的な事件をうまく紛れ込ませている。
これがミソ!
最後の10Pくらいの中にある、3行のセリフを読んで
!?ハァァ(゚〇゚;)ァア!?となります。
淡々とした描写で騙された。久しぶりにやられました!
面白かったです。
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