天皇の料理番 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.67
  • (5)
  • (10)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 98
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087505733

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 明治から昭和にかけて、天皇のコック長として料理に人生をかけた男の伝記小説。いわゆるサクセスストーリーなのだけれど、本当に努力と苦労をしてる人のそれは、嫌味がない。文体も軽妙で読みやすく、面白かった。

  • 自分勝手ではあるが,その自分を貫くことが首尾一貫して見事.親と兄に恵まれたことも大きいが,才能と努力も確かにあり,宮中での彼の存在は稀有なものであったことがよくわかる.とても面白かった.どのあたりまで秋山徳蔵氏の実際とかぶるのかも興味のあるところだ.

  • 強情で飽き性の篤蔵、仕出し料理屋へ婿養子に、得意先の軍隊で食べた“カツレツ”、料理屋を追い出される、兄を頼りに東京ヘ、桐谷先生の紹介で“華族会館”へ、篤蔵父になる、フランス語教室、野菜係に昇格、英国公使館との掛け持ち、バンザイ軒→精養軒、パリ留学、新太郎と再会、天皇の崩御、敏子、料理番へ、皇太子外遊パリ凱旋…「舌をごまかせても、魂はごまかせない。真心のこもった料理は、なんとも言えない味がある。」

  • 【最終レビュー】

    15年・4月クール・TBS系・日曜劇場(日9)

    原作本・図書館貸出。

    〈6日間〉

    1日も休むことなく、この著書とベッタリと付きっ切りで(笑)

    本編・572P。無事、読み終えました。

    実に本当に長かったです。読み終わった瞬間。体の力が抜けてくかのようでした。

    〈福井・東京・フランス〉

    +イギリス(本編内より)

    の〈四ヶ国〉物語。

    〈2014年・彼のカテゴリでのラストの「著書」(雑誌は後日)〉

    の一区切りとします。

    一番には、彼が時々インタビュー等で話していた

    〈未知の領域を知ることそのもの〉

    を改めて痛感したこと。

    こうして

    ネットではなく

    [「本」の「厚みの中」のみ]でしか書かれていない

    「広く、様々な次元から見た世界」を「ページをめくりながら体感」し「自分だけにしかない空気の中でじっくりと味わう」

    ということを。

    〈日本の伝統〉と

    〈海外の『独特・壮大・深い歴史観』から生まれた『極みある伝統の芸術の数々』〉

    主人公がたどってきた道のり・時代の流れと共に

    〈渦の中に埋もれていた、多くの分野で優れていた人達〉の〈それぞれの想い・ひとつひとつから生まれた〉

    〈『生身の人間の心溢れる魂』〉が

    《料理という世界に込められた『心髄』》という名の《輝き溢れる『形・姿』となっていく物語》

    といった所です。

    放映前・ネタバレなしで書ける範囲としては、この程度かなといった所です。

    既に読んでいた『坂の上の雲(司馬遼太郎著)=日露戦争を描いている』の要素がかなり入っていた分、内容そのものにも溶け込めました。

    合わせて

    聞き慣れた人物・地名・建物の数々(フランス・イギリスも含む)

    シベリア鉄道

    登場した各国の大使館

    花子とアンの時代の流れとの共通点

    周太郎、篤蔵兄弟が恋した『1人の女性』と共通する『趣味』

    宮内庁の司厨(厨房)の仕組み

    料理人同士の確執

    フランス語

    本の出版等

    これらの要素も含め、料理人の姿を通じての〈ヒューマニズム性〉も同時に融合させていきながら。

    読み応えはあるものの、やや脱線(物語とは直結しない余談)した内容が所々とあったので

    その点、☆4つとしています。

    彼が演じる、長男・周太郎。

    オフィシャルブログで、何故、スニーカーを買って走り込もうとしていたかの

    〈謎〉

    周太郎が、既に置かれていた『身体の状態』に『答』があったこと

    またより念入りに時間をかけて、周太郎の姿そのものになろうとする

    『強く深い信念』を読み進めながら、自分の中で見えてきた感じです。

    〈自分ができる限りのことをするといった立ち位置〉

    これ以上はネタバレなので『NG』です。

    現在、撮影中なので、この程度のレビューとしてまとめました。

    濃さ・深さのある『昭和40年代まで』の物語。

    果たして、どうドラマで描かれていくのでしょうか。

    後は、スタッフ、キャスト陣に託すのみです。

    来年4月放映まで、後、4ヶ月。

    ひたすら待つしかありません。

    今年・2014年

    彼の関連著書(雑誌除く)の「最終レビュー」

    これでひとまず一区切りとします。

    こうして彼と出会え、関連著書にも巡り会え、有意義な4ヶ月間でした。

    心から感謝を込めて。本当にありがとうございました。

    来年も、少しずつ、読んでいこうと思います。

  • 2014/07/02購入
    2014/09/29読了

  • 一流の料理人の話ってなんでこんなにおもしろいんだろうな〜

  • ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまった。
    なんの伝手もなく福井から出て来た青年の、シンデレラストーリー。
    実際、努力もあるけどいろんなチャンスに恵まれた人だと思った。
    戦前、戦中、戦後と移り変わる中で、洋食や料理人の地位が
    大きく変わっていく。
    つい100年前の日本てまるで別世界。

  • 料理を作っているところがうかんでくるようだった。

  • 2012/10/22〜

  • 堺正章のドラマも良かった。
    原作も良かった。(^_^)☆

全12件中 1 - 10件を表示

天皇の料理番 (集英社文庫)のその他の作品

天皇の料理番の詳細を見る 単行本 天皇の料理番 杉森久英

杉森久英の作品

天皇の料理番 (集英社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする