虫の宇宙誌 (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087507652

感想・レビュー・書評

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  • 虫!虫!虫!
    とにかく虫が好き!!でできている本。
    私は正直虫は苦手なのだけど、面白くてすいすい読んでしまった。
    挿画も美しい。
    「アリとキリギリス」が、「アリとセミ」だったとは!など、新鮮な驚きも多かった。
    ただ、時代的に仕方ないところもあるのだけど、外人なんぞ目じゃないわ、日本人サイコー!感と女性軽視感がキツいねえ…。

  • 昆虫記のようで昆虫記でなく、男の収蒐癖、日本人の虫好き、そして真の自然回復について、新たな観点を学ばせていただいた。

  • 挿絵も多いし、かなり面白かった。読むうちに人間が相対化されてくる。やたら連発されるエコという言葉がなんだかあほらしく思えてくる。人類が滅びれば、いずれ地球はふたたび自然であふれかえる。直視したくない真実をかいまみさせてくれる。エコロジーがいかに人間中心の思想かが実感できる、といえばちょっとおおげさかな。

  • 「母がおもしろいといっていた」という書店のPOPと、壮大なタイトルに釣られ購入。

    やー、おもしろいです。
    昆虫から広がる世界は文学から民俗史までどこまでも。

    深夜に観察したセミ幼虫の脱皮。蛍光灯に集まった大量の虫が明け方鳥に食い散らかされている姿。
    虫の姿には何かエロティックなものがあって、それがとても美しく見えたり、とてもおぞましいものにみえたり。今も強烈な体験として思い出されます。

    虫のわいたお米を、磨いで、炊いて、平然と食べる。
    冒険家(?)の高野さん然り、大好きですこういうひと。

  • 2009・6・28注文 アマゾン中古 
    表紙でもわかりますか挿絵がとっても素敵です。後半はあまりないですが挿絵見てるだけでも浸れます。
    中はまだ難しくてあまり読めてません。

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著者プロフィール

奥本 大三郎(おくもと だいさぶろう)
フランス文学者、随筆家。昭和19年(1944)大阪生。
東京大学文学部仏文学科卒、同大学院修了。
埼玉大学教授、大阪芸術大学教授などを歴任、埼玉大学名誉教授。
1991年より2010年まで日本昆虫協会会長。
現在NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長。
著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、
訳書に『完訳版 ファーブル昆虫記』(全10巻)など多数。

「2022年 『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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