鞄の中から出てきた話 (集英社文庫)

  • 集英社 (1985年3月1日発売)
4.00
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784087508673

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 古本市でたまたま見つけたので。彼の本が段々と手に入りにくくなってきているような気がする。特にこうした文筆集はなおさら。
    池田某がいつも言っていることだが、語れないものをことばにしようとするとき、ことばは嘘を騙るより他ない。だからこそ、ことばにならないものの存在が逆説的に語られる。
    何事も一言で言えたら苦労はない。簡単なことを難しく語ることはできても、難しいことを簡単に語ることはどうあってもできない。そのことをどこまでも自覚的であり続けることができるのは作家としての顔だと思う。へそ曲がりも曲がり続けていればそれが形となる。
    なださんはきっと人間に対する可能性、希望をずっと持ち続けた善いひとなのだと思う。戦争をしたり、暴力をふるったり、傷つけたり、悩んだり、それでもひとはきっと変わっていける。そのことを信じてやまないのだと思う。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

なだいなだ:1929-2013年。東京生まれ。精神科医、作家。フランス留学後、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1965年、『パパのおくりもの』で作家デビュー。著書に『TN君の伝記』『くるいきちがい考』『心の底をのぞいたら』『こころの底に見えたもの』『ふり返る勇気』などがある。

「2023年 『娘の学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」

なだいなだの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×